先日、『資本主義の宿命』という本を読んだ。 なかなかの良著だった。前半は経済学の歴史を紐解きつつ資本主義のメカニズムを解説する内容で、後半は「福祉」をテーマにした議論が展開されている。特に興味深かったのは後半の内容で、福祉が実は資本主義社会を維持するために必要不可欠なパーツの一つであることを改めて考えさせられた。 良著。前半は経済学の歴史を紐解きながら資本主義を形成するメカニズムを解説する内容。後半は福祉がテーマなっていて、これが資本主義社会のマストなパーツの一つだということがよく分かる。この手の本の中で ...