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新卒1年目を終えるまでの話 第1話:いきなり沼配属。これは修行なのか

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2025年4月20日

こんにちは、よだかです。

ふだんは仮想通貨の自動売買botを開発したり、ブログを書いたり、空き家を直して人に貸したりしています。
今でこそ“自分のペースで生きる”みたいな働き方をしていますが、かつては普通に会社員として働いていました。

このシリーズでは、そんな**会社員1年目(いわゆる新卒1年目)**に経験したことを、できるだけリアルに、時にはちょっと笑える感じで書いていこうと思います。
これから社会に出る人、働きはじめたばかりでしんどい思いをしている人にとって、何かの参考になればうれしいです。


はじめての配属先が、想像以上にクセ強だった

入社後、配属されたのは“小規模で、ちょっと特殊なチーム”でした。
業務内容は、支援が必要なお客様の対応。
いわゆる「気を使う系の仕事」で、トラブルや複雑な背景を抱えるケースも多く、正直なところ最初はピンときていませんでした。

配属先に初めて挨拶へ行ったとき、上司に言われたひとことがこちら。

「……いや〜、ここは大変なとこだよ」

そのときの私は、「ちょっと人手が足りてないのかな?」くらいの感覚でした。
でも、実際に業務が始まってみると、言葉の重みをすぐに実感することになります。


「なんで自分がここに?」という気持ち

担当することになったのは、過去に対応が難しかったお客様を含む案件。
初日からうまく話せない、目も合わせてもらえない、そんなスタートでした。

当時の私は特別な資格や経験を持っていたわけでもなく、
支援スキルがあったわけでもありません。
ただの「真面目な新卒」だった自分が、なぜこんなにハードなチームに配属されたのか……正直、何度もそう思いました。

でも配属されたからにはやるしかない、そんな気持ちで動きはじめていた頃でした。


信頼ゼロからのスタート

最初に任された案件の中には、前任のベテラン社員と信頼関係を築いていたクライアントもいて、
私のことは“見慣れない新人”というだけで、警戒の対象になっていました。

当然、うまくいくはずがありません。
どれだけ準備しても、どれだけ丁寧に話しても、何も響かない。
それが現実でした。

そんななか、私を何度も助けてくれたのが、8年目の先輩社員でした。
仕事の進め方を教えてくれたり、資料の作り方を一緒に考えてくれたり。
ときにはきっぱりと叱ってくれることもありましたが、それすらありがたかったです。

今思えば、この人がいなかったら、本当に1年目で折れていたかもしれません。


それでも出社しつづけた理由

心のどこかではずっと、「どうして自分がここに?」という疑問が消えませんでした。
でも、この経験があったからこそ、その後の仕事や人間関係の見方が変わった気もします。

たとえば、誰かのちょっとした異変に気づけるようになったり、
「助けを求める側」にもなっていいんだと思えるようになったり。

もちろん、当時はそんなふうに前向きにはなれませんでした。
ただただ毎日、「今日をどうやって乗り越えるか」だけを考えていたんです。


次回予告:第2話「おはように返ってきたのは、まさかの一言」

信頼を築くどころか、いきなり敵意を向けられた新人時代。
挨拶ひとつで心が折れそうになったエピソードから、
“信頼されない自分”とどう向き合っていったかをお話しします。

それではまた。
よだかでした。

続きの話
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