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新卒1年目を終えるまでの話 第3話:努力はしてた。でも、まったく伝わらなかった

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2025年4月22日

こんにちは、よだかです。

このシリーズでは、新卒で入社した会社で過ごした“1年目”のことを振り返りながら、
当時どんなことで悩んで、何にぶつかっていたのかを、できるだけリアルに書いています。

今回は、頑張っているのに全然結果が出なくて、心がすり減っていった時期のことをお話しします。

前回の話
新卒1年目を終えるまでの話 第2話:おはように返ってきたのは、まさかの一言

2025年4月21日 こんにちは、よだかです。 このシリーズでは、会社員として働き始めた1年目のことを振り返りながら、「こんなこともあるよ」という気持ちでお話ししています。これから社会に出る方や、今ま ...

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「これはいける」と思っていた

私は勉強したり準備したりするのが好きなタイプでした。
だから、担当案件に対しても「こうすれば伝わるはず」と考えて、自分なりに一生懸命準備していました。

話の流れ、資料の見せ方、ちょっとした図解や表現の工夫……
誰に言われたわけでもないけれど、「これなら興味を持ってもらえるかもしれない」と、手作りでいろいろ用意していたんです。

「真面目にやっていれば、きっと伝わるはず」
そんなふうに信じていました。


でも、全然ウケなかった

現実は甘くありませんでした。

自分では工夫したつもりの内容も、相手には響かない。
むしろどんどん反応が悪くなっていって、空気もギスギスしていく。

最初は「今日はたまたま調子が悪かったのかな」と思っていましたが、
数週間たっても改善の兆しは見えず、逆に“こちらの話を聞いてもらえない”という状況が目立つようになってきました。

ある日、業務中のざわつきが収まらず、ついに隣のチームの先輩から怒鳴り声が飛びました。

「そこ、うるさいんだけど!」

その場にいた私は、何も言えませんでした。
怒られたのが悔しいというより、「ああ、もうダメだ……」と、心がバキッと折れる音が聞こえた気がしました。


比べてしまう日々

周囲の先輩たちは、みんなベテランでした。
仕事の流れもスムーズで、お客様との関係も安定していて、正直なところ、私から見ると完璧に見えていました。

そんな中で、自分だけが空回りしているような気がしてきて、
「なんで私はこんなにできないんだろう」と落ち込むことが増えていきました。

自分なりに頑張っているつもりでも、空気は悪くなるし、結果も出ない。
何をどう改善すればいいのかもわからず、どんどん自信をなくしていきました。


誰にも相談できなかった理由

この頃の私は、とにかく「相談できない人」でした。

「こんなことで悩んでるなんて情けない」
「周りは忙しそうだし、邪魔しちゃいけない」
「どうせ助けを求めたって、迷惑がられるだけかも」――

そんな思いが頭をぐるぐるしていて、誰かに弱音を吐くことすらできませんでした。

今思えば、そういうときこそ人に頼るべきだったのですが、当時の私はとてもじゃないけど、それができる状態ではなかったんです。

だから毎朝、「今日はなんとか持ちこたえよう」と心に言い聞かせて、ギリギリの状態で出社していました。


次回予告:第4話「“大人になれ”と言われた夜」

そんなある日、先輩社員から突然呼び出されました。
それは怒られるためでも、責められるためでもなく――
本当の意味で“社会人としての姿勢”を教えてもらった、大事な夜の話です。

それではまた。
よだかでした。

次の話
新卒1年目を終えるまでの話 第4話:「大人になれ」と言われた夜

2025年4月23日 こんにちは、よだかです。 このシリーズでは、社会人1年目に私が経験したことを、できるだけリアルに書いています。今回は、1年目の5月くらいに、ある先輩から言われたひとこと――それが ...

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