新卒1年目を終えるまでの話 第5話:続けられたのは、バンドがあったからかもしれない
2025年4月24日 こんにちは、よだかです。 このシリーズでは、社会人1年目の体験をベースに、「こんな時期もあったな」と振り返りつつ、いままさに働きはじめたばかりの方や、ちょっと疲れている方に向けてお話ししています。 今回は、「1年目をなんとか乗り切れたのはなぜか?」という視点で、仕事以外の“もう一つの居場所”について書いてみようと思います。 バンド活動という“逃げ場” 私は当時、オリジナル曲を演奏する3ピースのバンドを組んでいました。ポジションはギターで、ライブは月に1回ペース。仕事が終わったあとにス ...
新卒1年目を終えるまでの話 第4話:「大人になれ」と言われた夜
2025年4月23日 こんにちは、よだかです。 このシリーズでは、社会人1年目に私が経験したことを、できるだけリアルに書いています。今回は、1年目の5月くらいに、ある先輩から言われたひとこと――それが今でもずっと心に残っている、そんなお話です。 呼び出されたのは、会議室でした ゴールデンウィークが明けてしばらくした頃。ある日の終業後、先輩社員に声をかけられました。 「ちょっと、今から会議室いい?」 突然の呼び出しに、「え、なんだろう?何かやらかした?」とドキドキしながらついていきました。人生で“別室に呼び ...
🧠 AIとの対話で「賢さ」を深掘りしてみた
2025年4月22日 ── “賢い人”ってどういう人?その正体を言語化してみる試み こんにちは、よだかです。今日はAIとの対話を通して、ずっと気になっていた「賢さって結局なんなの?」という問いを深掘りしてみました。単なる学歴やIQでは語りきれない“本当の賢さ”の正体に迫りながら、自分なりの定義を形にしてみた思考ログです。 🔍 賢さを言語化するとこうなった まずAIとのやり取りで見えてきたのは、賢さは一つの能力ではなく複数の知的スキルが連動したシステムだということ。 以下はその要素を整理したものです。 領域 ...
読書記録|『なぜ、重力は存在するのか』を読んで考えたこと
2025‑04‑22 / よだか 「なぜ重力は存在するのか 世界の「解像度」を上げる物理学超入門 野村泰紀(著)」を読みました。 「重力って、そもそもなぜ存在するの?」――子どもの頃に抱いた素朴な疑問を、最新理論の歴史とともに追いかける一冊。結論から言うと“完全な答え”には辿り着けなかったのですが、未解決問題を扱う思考プロセスそのものが、Bot 開発でエッジを掘り当てる私の姿勢と驚くほど重なったので備忘録としてまとめます。 📘 本の内容(超要約+訂正メモ) 項目ポイントテーマ重力の本質を多角的に探る構成ニ ...
【読後感想】革命の物語は、静かに、深く心を抉る「レーエンデ国物語 夜明け前」
「レーエンデ国物語 夜明け前」を読み終えた。 革命の物語に、心を揺さぶられた──。 ファンタジー小説なのに、こんなにも現実的で、こんなにも容赦がない。そして、だからこそ美しい。 1巻から丁寧に積み上げられてきた伏線と歴史が、ついに大きな転換点を迎えました。今作(第4巻)では、これまで謎だったキャラクターの真実、そして主要人物たちの決断が明かされていきます。 「ただのファンタジー」では終わらない、まるで歴史書のような物語。キャラクターたちが命をかけて紡ぐ“革命の系譜”に、読後しばらく心が動けませんでした。 ...
新卒1年目を終えるまでの話 第3話:努力はしてた。でも、まったく伝わらなかった
2025年4月22日 こんにちは、よだかです。 このシリーズでは、新卒で入社した会社で過ごした“1年目”のことを振り返りながら、当時どんなことで悩んで、何にぶつかっていたのかを、できるだけリアルに書いています。 今回は、頑張っているのに全然結果が出なくて、心がすり減っていった時期のことをお話しします。 「これはいける」と思っていた 私は勉強したり準備したりするのが好きなタイプでした。だから、担当案件に対しても「こうすれば伝わるはず」と考えて、自分なりに一生懸命準備していました。 話の流れ、資料の見せ方、ち ...
新卒1年目を終えるまでの話 第2話:おはように返ってきたのは、まさかの一言
2025年4月21日 こんにちは、よだかです。 このシリーズでは、会社員として働き始めた1年目のことを振り返りながら、「こんなこともあるよ」という気持ちでお話ししています。これから社会に出る方や、今まさに1年目で悩んでいる方が、「自分だけじゃないかも」と思えるきっかけになったら嬉しいです。 信頼関係ゼロのスタート 配属されたチームには、過去に複雑な事情を抱えているお客様が多くいらっしゃいました。私はその中でも、特に対応が難しいとされる案件をいくつか担当することになっていました。 とはいえ、社会人になって間 ...
AIとの対話で“頭の筋トレ”をする方法
――「圧縮 ⇄ 展開」往復モデルをやさしく解説 1. なぜこんな話をするのか? 最近の対話型AI(とくに o3)は、短い文で大量の情報をギュッと詰め込む=“圧縮回答”を返すことが多いですよね。「賢いけど読みにくい」と感じた人も多いはず。 でも、その圧縮回答を上手にほぐすことで、 抽象的に考える力 自分の理解不足を見抜く力 別分野へアイデアを応用する力 ――これらを一気に鍛えられる、というのが今回の主張です。 o3の回答の圧縮度、私は結構心地よいと思っている。思考の筋トレになるんだよなぁ。“圧縮度 ...
新卒1年目を終えるまでの話 第1話:いきなり沼配属。これは修行なのか
2025年4月20日 こんにちは、よだかです。 ふだんは仮想通貨の自動売買botを開発したり、ブログを書いたり、空き家を直して人に貸したりしています。今でこそ“自分のペースで生きる”みたいな働き方をしていますが、かつては普通に会社員として働いていました。 このシリーズでは、そんな**会社員1年目(いわゆる新卒1年目)**に経験したことを、できるだけリアルに、時にはちょっと笑える感じで書いていこうと思います。これから社会に出る人、働きはじめたばかりでしんどい思いをしている人にとって、何かの参考になればうれし ...
畑村式「わかる技術」を再読して────構造化思考が仮想通貨Bot開発にもたらすもの──
はじめに 先日、畑村洋太郎氏の『畑村式「わかる技術」』を再読しました。本書では、「すべての事象は要素と構造から成り立つ」という思考モデルが提示されており、自身の理解プロセスを可視化する手法として、大変示唆に富んでいます。本稿では、 本書の主旨と内容 私が考えたこと(気づき・仮説) それらへの厳しいチェックポイント 仮想通貨Botterとしての具体的応用アプローチ という流れで、これまでのやり取りを総合的にまとめてみました。 1. 本書『わかる技術』の要点整理 要素と構造 すべての事象は複数の「要素(Ele ...