【世界を集約するアート】落合陽一『デジタルネイチャー』は思考を進化させる一冊
こんにちは、よだかです。 「テクノロジーって、何のためにあるんだろう?」 そんな問いを改めて考えさせてくれたのが、今回紹介する一冊――**落合陽一著『デジタルネイチャー デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』**です。 メディアアーティストとして、そして研究者としても知られる落合さんの視点は、私たちが“当たり前”に感じていた世界の捉え方を根本から問い直してくれます。 読み終えたあと、ものの見え方が変わる。そんな本でした。 この記事はこんな方におすすめ 落合陽一さんの思想に触れてみた ...
【お金に振り回されないために】稼げない趣味が心の支えになる話
こんにちは、よだかです。 いきなりですが、あなたは「お金」、好きですか? 「お金がすべてじゃない」と言いつつ、心穏やかに暮らすためには、ある程度の余裕がやっぱり必要ですよね。だからこそ、みんな何かしらお金を稼ぐために行動している。 でも、お金稼ぎそのものが趣味でない限り、日々の生活に直結するお金の変動って、けっこう心が揺さぶられます。特に、暗号資産や株など、短期的に大きく値動きするものに投資していると、その波に心まで巻き込まれがち。 最近、また暗号資産の勉強と投資を再開して、あらためて感じたことがあるので ...
【自己鍛錬】難しい本を読む価値とは?【安牌ばかりでは成長しない】
こんにちは、よだかです。 今日は、「あえて難しい本に挑戦する意味」について書いていきます。 最近、リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』を読破して、全13章のまとめ記事も完成させました。あの本、ぶっちゃけ鈍器です。厚い、重い、難解。 それでも最後まで読み切ったことで、得られた学びは大きかった。今回は、その読書体験を通して感じたことをまとめます。 この記事はこんな方におすすめ 最近、本を読めていない 難しそうな本はつい避けてしまう 知的な刺激が欲しいけど、何を読めばいいか分からない 難しい本ってどんな本 ...
【おすすめ映画】『アーカイヴ』——死者の記憶が創るもうひとつの現実
こんにちは、よだかです。 もし、亡くなった人と“もう一度話せる”としたら、あなたはその技術を使いますか? 今回ご紹介する映画『アーカイヴ』は、まさにその問いを投げかけてくるSF作品。人間の「記憶」や「執着」といった根源的な感情に鋭く切り込む、静かで、そして衝撃的な物語です。 そして何より、ラストのどんでん返しが凄い。本作は、そんな「記憶」と「愛」の交錯する未来を描いた、切なくも美しい一本です。 ◆ こんな方におすすめ 心をえぐるどんでん返しが好き ロボットやAIが人間に近づく姿に興味がある 自然とテクノロ ...
【総まとめ】『利己的な遺伝子』やさしく解説 Part.1〜13|リチャード・ドーキンス著
こんにちは、よだかです。 今回は、全13回にわたって連載してきた『利己的な遺伝子』解説シリーズの総まとめをお届けします。 リチャード・ドーキンスの名著『利己的な遺伝子』は、生物学の見方を根底から揺さぶる一冊。とはいえ、全13章・約400ページにおよぶボリュームをいきなり読むのはなかなか大変ですよね。 この記事では、各章の要点をざっくり把握し、興味のあるテーマから深掘りできるように構成しています。 これから読んでみたい方も、読んだあとに振り返りたい方も、ぜひご活用ください。 👉 Amazonで『利己的な遺伝 ...
【遺伝子は環境を変える?】『利己的な遺伝子』をやさしく解説|Part.13
こんにちは、よだかです。今回は「利己的な遺伝子」解説シリーズの第13回、そして最終回。 最終章のテーマは──「遺伝子の長い腕」 ここでは、遺伝子の影響が細胞の外側、環境や他の生物にまで及んでいることを探っていきます。 これまでの学びの集大成として、ぜひお楽しみください。 🔁 前回(Part.12)の記事はこちら👉 「気のいい奴」がなぜ進化的に有利なのか? 本章でわかること 遺伝子がどのようにして体外に影響を及ぼすのか “環境を設計する”という行動の意味 寄生や共生の戦略に潜む遺伝子の利己性 なぜわざわざ胚 ...
【お金に“働く場”を与えよう】投資は社会貢献であるという話
こんにちは、よだかです。 今日は、投資=社会貢献という視点について書いてみます。 これまで株式や仮想通貨などに触れてきて、ずっと疑問に思っていたことがありました。 「なぜ、自分が働いていないのにお金が増えるのか?」 もちろん、資本主義の仕組みとしての「投資」の意味は理解していたつもりです。 でも、どこか腑に落ちない感覚が残っていたんですよね。 そんな中で、ある視点にたどり着きました。 お金に“働く場”を与えることこそが、投資の本質なんじゃないか? 今日はその気づきを、皆さんとシェアさせてください。 この記 ...
【気のいい奴が勝つ理由】『利己的な遺伝子』をやさしく解説|Part.12|リチャード・ドーキンス著
こんにちは、よだかです。 『利己的な遺伝子』を1章ずつ読み解いていくシリーズも、いよいよ第12回まできました。 今回のテーマは── 🤝 「気のいい奴」がなぜ進化的に有利なのか? 一見、騙されそうな“お人好し”こそが、実は長期的な戦略として最も強い── そのことがゲーム理論の実験で示されています。 この章では「協力・裏切り」という対立構造を通じて、“最適なふるまい方”がどこにあるのかを解説していきます。 🔁 前回(Part.11)の記事はこちら👉 ミーム:人間だけが持つ“文化的遺伝子” この記事・本をオスス ...
【“文化”は遺伝子を超える?】『利己的な遺伝子』をやさしく解説|Part.11|リチャード・ドーキンス著
こんにちは、よだかです。 『利己的な遺伝子』やさしく解説シリーズ、ついに第11回に突入です! 今回のテーマは── 🧠 ミーム:人間だけが持つ“文化的遺伝子”とは? 他の動物と人間を決定的に分けるもの。それは「文化」という、目に見えないけれど極めて強力な武器。 ミームとは、模倣を通じて伝わる“概念の自己複製子”。 遺伝子のように、模倣され、広まり、生き延びるもの──その驚くべきメカニズムと進化的役割について、詳しくまとめていきましょう。 🔁 前回(Part.10)の記事はこちら👉 なぜ仲間を助けるのか?【互 ...
【メンタルケア】「誰かのために」を手放してラクになる──“共有軸”という考え方
こんにちは、よだかです。 今日は、「人のためにならなきゃ」と頑張りすぎてしまう人に向けてお話しします。 私自身、もともと自分に強い興味関心を持つタイプで、正直に言ってしまえば、他人への興味はそんなに強くない。 そんな私が、「誰かの役に立たなきゃ」「貢献しなきゃ」と考え始めると、どんどんしんどくなっていってしまったんですよね。 でも、あるとき「共有軸」という考え方に出会って、一気に心が軽くなりました。 この記事はこんな人におすすめです 自分本位な行動が“悪いこと”のように感じてしまう 「誰かの役に立たなけれ ...