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【食べる楽しさ倍増!】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「食を学べる絵本」7選【食育にもなる】

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こんにちは、よだかです。

皆さんは、普段食べているその食べ物が、命であるということを意識したことはありますか?

当たり前のように口にしている食べ物の一つ一つが、何かの命を使って作られています。

だからこそ、食への感謝が芽生えるというもの!毎日の食事に感謝して、食べ物を大切にしましょう!

そんなお約束じみた言葉で納得できたら、苦労はしません。

確かに正論ではありますが、毎日それを実感し続けながらの食事は、なんだか窮屈な気がしますね。

今回紹介する作品は、食べ物の大切さや食の楽しさを自然に伝えてくれるものばかりです。

お説教ではなく、スッと心に入ってくる学びは絵本ならではのもの!

小さな子供への読み聞かせから、大人が読んで気持ちを新たにできるものまで7冊を厳選しました。

それでは早速紹介していきましょう。

ごはん


白米は日本人の心です。

あなたは白米を美味しく食べる方法をいくつ思いつきますか?

いかに美味しくごはんを食べるかというバリエーションを徹底的に追求した絵本です。

白米にとどまらず、様々なごはん料理をこれでもかと紹介し続けます。

ページをめくる度にあふれる美味しさ。

あたたかみのある絵でごはんを楽しむ幸せな時間

読んだらきっと、炊き立てごはんが食べたくなる1冊です。

カラスのパンやさん


”ごはん”の紹介をしたのならば、”パン”の紹介もせねばなりません!

小さな子への読み聞かせにピッタリな”美味しいパン”の絵本の紹介です。

お父さん・お母さん・4羽の子ガラス達の一家が焼くパンは、どれもとっても美味しそうで、パンを焼く香ばしい香りが今にも漂ってきそうなほどです。

そして、家族でパン屋をどんどん盛り上げていく様子がとても楽しい!

40年に渡り、世代を超えて様々な人に親しまれてきた本作品

4羽の子ガラスのその後を描いたスピンオフ作品の展開していて、カラスの〇〇やさんワールドを楽しむきっかけにもなる1冊です!

たべものやさん しりとりたいかい かいさいします


ずらりと並ぶお店には、様々食べ物たちが大集合してひしめき合っています。

それは「たべものやさん しりとりたいかい かいさいしまーす!」というお手紙が届いたから。

優勝チームには、賞品としてなんでも欲しいものがもらえるそうです。

「食べ物の名前」だけで「しりとり」をするというアイデアを絵本にしてしまったのがこの作品です。

シゲタサヤカさんお馴染みの優しくもポップな絵と、思わず微笑んでしまうユーモアセンスがギュッと詰まった絵本。

エンディングには、まさかの展開が待ち受けています!

はちみつ


とろりと甘い蜂蜜はどうやってできるの?

養蜂家のお父さんと子供たちが蜂蜜作りに携わる過程を落ち着いたタッチの絵で描いた作品です。

この作品の絵からは、穏やかな命の営みが確かに伝わってきます。

1年を通してじっくりと作られる蜂蜜は、まさに花と蜜蜂からの贈り物。

お父さんの紡ぐ言葉の一つ一つが、自然に関わる人の穏やかさと誠実さを感じさせてくれるのもこの作品の魅力の一つ。

食べ物と自然と命は、しっかりと繋がっているんだよ」というメッセージが心に届く素敵な絵本です。

干したから


色んな食べ物を干してみよう!「干した食べ物」大集合!

食べ物を長持ちさせてくれる知恵であり、旨みをギュッと閉じ込める工夫でもある。

「干す」というのは、立派な加工法の一つです。

野菜、果物、チーズに魚、、、。

様々な食べ物を干す前と干した後で比較する写真が次々と並べられていて、それらを眺めているだけでもたっぷり楽しい気分になれます。

人間の食文化の凄さに改めて驚かされる作品です。

死んでくれた


小さな子供のうちから食の大切さを身につけさせたいと思うなら、この1冊は絶対に外せません。

谷川俊太郎さんの詩が、心に深く突き刺さる作品です。

生き物は生き物を食べなければ生きていけないということをハッキリと伝えてくれます。

知らなければ気づけなかったことが、たくさんあります。

この本が教えてくれるのは、厳然たる事実。

もしかしたら、知らない方が楽に生きていけるのかもしれません。

けれども、その事実を知らないまま通り過ぎて行くことが、命を大切にしていると言えるでしょうか?

選び抜かれた言葉はシンプルで、だからこそ力強い。

ぜひ、最後の一節まで声に出して読んで欲しい絵本です。

いのちをいただく


「命を解く」

これは、食肉解体業に携わる人たちが「牛や豚を殺す」と言う意味で実際に使っている言葉なのだそうです。

この絵本は、食肉センターに勤めて実際に命を解くことを仕事にしている坂本義善さんの体験をもとにしたお話を描きます。

命の重みをこれほどまでにリアルに描いた本作は、他に類を見ないほどの仕上がりです

育てた牛の命を解くシーンは、涙なしでは読めません。

命を解くこと・食べること・生きること

解かれた命の上に今日も食べるという行為が成り立っているからこそ、命を「いただく」という言葉がしっくりきます。

手を合わせて「いただきます」と言う行為の大切さを、しっかりと伝えてくれる作品です。

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。

お探しの本は見つかりましたか?

食べ物は命であるということは、しっかり意識していないとついつい忘れてしまいます。

命への感謝無くして食べ物を大切に扱うことはできません

今回紹介した絵本が食を大切にするきっかけになれば幸いです。

これからも皆さんのお役に立つ情報を発信していきます。

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