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専業ぼっちbotterのログ2026年1月【10ヶ月目】

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こんにちは。ぼっちbotterよだかです。

専業botterとして人生の舵を切ってから、はや10ヶ月が経ちました。

相変わらず、市場を殴り、そして殴られ続ける毎日を送っています。

このブログは、botの収益や技術の話を発信することが主目的ではないので、
今月も私がやっていたことや、そこから考えたことを、いつも通り書いていきます。

⚠️ 仮想通貨botそのものに興味がある方は、
私が書いているクリプトブログの方を読んでみてください。
記事の終盤にもリンクを貼っておきます。

先月のまとめはこちら↓

前回の話
専業ぼっちbotterのログ2025年12月【9ヶ月目】

こんにちは、ぼっちbotterよだかです。12月の振り返りを整理しておきます。 12月の目標は大きく二つありました。 需給解析型のトレードbotを本番リリースすること アビトラ(CEX / DEX)b ...

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Ⅰ.1月の目標と結果を、事実だけで振り返る

1月のはじめ、私はいくつかの目標を立てていました。
内容としては、主に次のようなものです。

  • 本命のトレードbotを黒字化すること
  • 新たなトレードbotをもう一本リリースすること
  • DEXアビトラbotをリリースすること
  • エッジ探求のタスクを習慣化すること
  • botを止めずに運用・検証を続けること
  • 毎日一つ以上の仮説を検証・整理すること
  • 午後のbot作業を習慣化すること
  • ランニングを継続すること

まず、本命のトレードbotについてです。
1月末時点で、黒字化は達成できていません。
板と約定を見て歪みを検知し、その歪みの解消で収益を狙うという基本方針は維持したままですが、PnLが安定してプラスになる状態には至っていない、というのが現状です。

新たなトレードbotのリリースについても、結果としては未達成でした。
同様に、DEXアビトラbotのリリースも行っていません。

一方で、1月中に実際に多くの時間を使っていた作業は、収益を直接生むロジックの追加や最適化ではありませんでした。
本命botに関して、

  • 残ポジションが想定外に残らないようにする処理
  • 新規注文時やポジション確認時の安全ガード
  • ログや観測項目の整理

といった、「botを止めずに検証を回すための整備」に多くの時間を割いていました。
これらの作業によって、botが想定外の状態で停止するケースは減り、RUNを継続できる状態には近づいていますが、その分、ロジック検証やエッジ探索の進行は遅れています。

また、開発環境の面では、1月中旬にCursorの利用を一旦停止し、VS Codeへ移行しました。
それに伴い、自分でコードを読み直し、リポジトリの構造や処理の流れを理解し直す作業に一定の時間を使っています。この期間も、新規botの開発やエッジ探索はほとんど進んでいません。

運用面では、開発環境の切り替えと整備が一段落してからは、ほぼ毎日botを稼働させ、仮説検証を続けていました。
毎日一つ以上の仮説について、検証したり、評価を下げたりする行動は継続できています。

生活習慣については、4kmのランニングとウォーキングを組み合わせた運動を、月の大半で継続しました。

まとめると、1月は当初立てていた「黒字化」や「新botのリリース」といった成果目標については未達成でした。
一方で、botを止めずに検証を続けるための整備や、開発環境の見直しに多くの時間を使っていた月でもありました。

次の章では、こうした1月の動きから、私自身が何に気づき、何を考えるようになったのかを書いていきます。


Ⅱ.黒字化できなかった理由は「エッジ不足」ではなかった

1月の結果だけを見ると、本命のトレードbotは黒字化できていません。
この事実だけを切り取ると、「エッジがなかった」「戦略が間違っていた」と考えてしまいがちです。私自身も、最初はそう感じていました。

ただ、1月にやっていた作業内容を振り返ってみると、黒字化できなかった理由を単純に「エッジ不足」と片づけるのは、少し違うように思えました。

というのも、1月に私が多くの時間を使っていたのは、
エントリ条件を鋭くしたり、ロジックを最適化したりといった、いわゆる「エッジを磨く作業」ではなかったからです。

実際に取り組んでいたのは、

  • botが想定外の状態で止まらないようにすること
  • ポジションが不整合な形で残らないようにすること
  • なぜエントリしたのか、なぜスキップしたのかを後から確認できるようにすること

といった、「検証を成立させるための前提条件」を整える作業でした。

言い換えると、
「この戦略にエッジがあるかどうか」を評価する以前に、
評価そのものが成り立つ状態を作る必要があった、という状況でした。

たとえば、
エントリ後に想定外の形でポジションが残ったり、
ログが不足していて判断理由が分からなかったりすると、
そのトレードが勝ちだったとしても、負けだったとしても、次に活かすことができません。

その状態でPnLだけを見て「勝てない」「エッジがない」と判断するのは、かなり危うい判断になります。

1月の本命botは、まさにその手前の段階にありました。
歪みを検知してエントリし、歪みの解消でエグジットする、という戦略の骨格はある。
一方で、その戦略が本当に機能しているのか、どこで機能していないのかを切り分けるだけの土台が、まだ不十分だった、というのが実情です。

そのため、1月に黒字化できなかった理由は、
「エッジが存在しなかった」というよりも、
エッジの有無や強さを、正しく評価できる状態にまだなっていなかった、という表現の方が近いと感じています。

もちろん、これは「今の戦略に必ずエッジがある」という主張ではありません。
実際に検証を進めていけば、最終的に否定される可能性もあります。

ただ、少なくとも1月の段階では、
黒字化できなかったことと、戦略そのものの良し悪しを、同一視すべきではなかった。
そう整理した方が、1月にやっていた作業や、そこに使った時間を、より正確に捉えられると思っています。


Ⅲ.1月に一番時間を使ったのは「検証を壊さない設計」だった

1月を振り返ってみると、私が一番多くの時間を使っていたのは、
エントリ条件の調整やロジックの最適化ではありませんでした。
実際には、検証そのものを壊さないための設計や整備に、かなりの時間を割いていました。

具体的には、本命のトレードbotにおいて、

  • 想定外の形でポジションが残ってしまうケースへの対応
  • 新規注文時やポジション確認時の安全ガードの見直し
  • ログや観測項目を整理し、後から判断理由を追えるようにすること

といった部分を、ひとつずつ潰していく作業を続けていました。

これらは、見た目には地味で、収益を直接増やす作業ではありません。
実際、これらの整備を進めている間は、トレード回数が増えるわけでも、PnLが改善するわけでもありませんでした。

それでも、この作業が必要だと感じていたのは、
検証が途中で壊れてしまう状態では、何をやっても評価できないと分かっていたからです。

たとえば、

  • トレード後にポジションが想定外の形で残ってしまう
  • botがエラーや例外で止まってしまう
  • なぜエントリしたのか、なぜ見送ったのかがログから分からない

こうした状態があると、そのトレードが勝ちだったとしても、負けだったとしても、
「なぜそうなったのか」を次に活かすことができません。

このような状況では、
エッジがあるかどうかを議論する以前に、
検証という行為そのものが成立していないと言わざるを得ません。

1月の前半は、まさにその状態に近かったと思います。
そのため、収益を伸ばすための改善に進む前に、
まずは「botを止めずに回し続けられる状態」を作ることを優先しました。

結果として、1月の中盤から後半にかけては、
botが想定外の状態で停止するケースは減り、
RUNを継続しながらログを蓄積できる状態には近づいています。

もちろん、その分、ロジックの検証やエッジ探索は遅れました。
黒字化や新botのリリースといった成果が出なかった理由の一つでもあります。

ただ、1月にやっていたことを事実として整理すると、
「何も進んでいなかった」のではなく、
検証を前に進めるための土台を作っていた、という表現の方が実態に近いと感じています。

次の章では、この検証環境が整ってきた中で、
仮説や検証の捉え方がどのように変わっていったのかについて書いていきます。


Ⅳ.仮説を殺すこと自体は、成果ではなかった

1月を通して、私は「仮説を検証し、必要であれば殺す」という行動を、ほぼ毎日続けていました。
この点だけを見ると、検証は順調に進んでいたようにも見えますし、実際、その行動自体は無駄ではありませんでした。

ただ、振り返ってみると、
仮説を殺すことそのものを、どこかで成果のように扱ってしまっていた部分があったと感じています。

たとえば、

  • 仮説を一つ否定できた
  • この条件は使えないと分かった
  • 無駄なロジックを削れた

こうした判断は、検証としては正しいものです。
しかし、それだけで「前に進んだ」「成果が出た」と評価してしまうと、
本来見るべきポイントから、少しずつ目が逸れてしまいます。

というのも、仮説を殺した事実だけでは、
その仮説がどの程度PnLに影響し得るものだったのかは分からないからです。

影響の小さい仮説をいくつ否定しても、
収益構造そのものはほとんど変わらないことがあります。
一方で、PnLに大きく影響する仮説であれば、
たとえ一つでも、その扱い方を誤ると結果に直結します。

1月の私は、
仮説を「生きる/死ぬ」という二択で扱いがちでした。
しかし、検証が進むにつれて、
それでは不十分だと感じるようになりました。

トレード回数が少ないRUNや、
条件が揃っていない状況での結果については、
仮説そのものを否定するのではなく、
検証の信頼度を下げて扱う必要があります。

つまり、

  • 仮説を殺す
  • 仮説を生かす

ではなく、

  • 信頼度を下げる
  • 条件付きで残す
  • 追加の検証が必要と判断する

といった、段階的な扱いが必要だと気づいた、ということです。

この視点に立つと、
「仮説をいくつ殺したか」よりも、
**「どの仮説が、どの程度PnLに関わっていそうか」**の方が、
はるかに重要になります。

仮説を殺すことは、あくまで検証の手段であって、成果そのものではありません。
成果として見るべきなのは、
仮説を整理した結果として、収益構造がどう変わったのか
あるいは、次に何を重点的に検証すべきかが明確になったのか、という点です。

1月の後半には、
この認識のズレに少しずつ気づき、
仮説の扱い方や評価の仕方を見直し始めました。

次の章では、
こうした検証の進め方とあわせて、
botterとしての考え方を、自分自身の人格とどう切り分けていくべきかについて書いていきます。

自身の判断や仮説の扱い方については、「確率思考」と「世界はシステムで動く」という本の内容が役立ちました。内容や考えたことなどを別記事にまとめてあります。

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Ⅴ.botter人格を、自分自身と混同していたことに気づいた

1月を振り返って、もう一つはっきりと気づいたことがあります。
それは、botterとしての人格を、自分自身と強く結びつけすぎていたという点です。

私は、botterに必要とされる要素──
仮説を立てること、検証を続けること、構造を理解しようとする姿勢──を、ある程度持っていると思います。
ただ、そのことが影響して、「botterとして考えること」や「検証の過程そのもの」に、無意識のうちに価値を置きすぎていました。

たとえば、

  • 仮説をどれだけ深く考えられたか
  • 構造をどれだけ理解できたか
  • 検証プロセスがどれだけ綺麗に回っているか

といった点を、自分自身の評価と強く結びつけて見ていたように思います。
その結果、「稼ぐ」という目的よりも、「考える」「検証する」という行為そのものが、前に出てしまっていました。

ここで気づいたのは、
この状態は、botterという仕事を自分の人格そのものとして扱ってしまっていたことに近い、という点です。

振り返ってみると、会社員として働いていた頃や、副業として仕事をしていた頃は、
仕事の成果と、自分の人格や気分を、ある程度切り離して捉えていました。
仕事は仕事として客観的に評価し、
「うまくいったか」「結果が出たか」という基準で判断していたと思います。

その距離感があったからこそ、
感情に引きずられすぎず、やるべきことに集中でき、
結果的に成果を上げることにつながっていたのではないか、と感じています。

専業botterになってからは、その感覚が少し薄れていました。
「向いていることをやっている」「好きなことを仕事にしている」という意識が強くなり、
botterとしての思考や行動を、自分自身の価値と直結させてしまっていたように思います。

しかし、botで稼ぐ以上、botterは仕事です。
仕事である以上、
考えることや検証すること自体ではなく、
結果が出たかどうかで評価される、という前提からは逃れられません。

1月の中盤からは、この点を特に意識的に切り分けるようにしました。
午前中は、集中して成果に直結する作業を行い、
ランニングを挟んでリズムを整えたうえで、
botとして前に進むためのタスクをもう一つ進める。
午後は、短い時間でも必ず成果物を一つ残す、という形で作業を区切っています。

こうした動線を作ったことで、
「今やっている作業が、botで稼ぐことにどうつながるのか」を、
以前よりも客観的に捉えられるようになりました。

この章で言いたかったのは、
botterとして考えることや、検証を楽しむこと自体の否定ではありません。
何かを継続するためには、頭のどこかでそれを楽しむという姿勢は必要です。
ただ、専業botterとして成果を出すためには、botter人格と自分自身の人格を、適度に切り離して扱う必要がある、ということも重要です。

仕事も、副業も、そしてbotterという営みも、
自分の一部ではありますが、自分そのものではありません。
その距離感を取り戻すことが、
専業botterとして次の段階に進むために、今の私には必要だと感じています。


Ⅵ.AIは答えを出す存在ではなく「原液を拡大する装置」だった

1月の序盤、開発環境の見直しをきっかけに、AIとの向き合い方についても考え直すことになりました。
それまでは、Cursorを使いながらコードを書き、設計や実装を進めていましたが、利用を一旦止める判断をしたことで、VS Codeに移行し、自分でコードを読み直す時間が増えました。

この期間にやっていたのは、新しいことを作る作業というよりも、
すでにあるコードを理解し直す作業です。
リポジトリの構造を追い、処理の流れを確認し、
「この部分は何のためにあるのか」「どこで何が起きているのか」を、一つずつ自分の頭で整理していきました。

その過程で気づいたのは、
AIが書いたコードそのものが問題だったわけではない、ということです。
実際、AIが生成したコードの多くは、設計意図としては筋が通っており、
後から読んでも「なるほど」と思える部分が少なくありませんでした。

一方で、設計の意図が曖昧なままAIに投げていた部分については、
やはり曖昧なコードが返ってきていました。(閾値の扱いとか関数呼び出しの優先順位とか)
この点は、AIの性能というよりも、
人間側が何をしたいのかを、どこまで言語化できていたかの問題だったのだと思います。

この経験から、
AIは「答えを出してくれる存在」ではなく、
人間が考えた内容を拡大・増幅する装置に近い、という感覚がより強くなりました。

考えが曖昧なまま使えば、
それっぽいけれど芯のないコードや文章が出てきます。
一方で、自分の中にある考えや設計の原液がある程度固まっていれば、
AIはそれを高速に展開し、実装や調査を加速してくれます。

1月中旬からは、こうした前提でAIを使うようになりました。
設計や判断は自分で行い、
「ここをこう変えたい」「この条件で試したい」といった指示を明確にしたうえで、
実装や編集、調査をAIに任せる、という形です。

その結果、
AIに依存して考えなくなる、という状態からは距離を取れるようになり、
一方で、AIの力を使わない非効率さにも戻らずに済んでいます。

この章で書きたかったのは、
AIを使うか使わないか、という話ではありません。
重要なのは、人間とAIの役割分担をどう捉えるか、という点です。

少なくとも今の私にとって、
AIは「正解を教えてくれる存在」ではなく、
自分の頭で考えた原液を、現実の形に広げてくれる装置です。

専業botterとして続けていく以上、
考えることをAIに丸投げすることも、
逆にAIを遠ざけてすべてを手作業でやることも、
どちらも長くは続かないと思っています。

自分で考え、判断し、その上でAIを使う。
1月は、その距離感を改めて掴み直した月でもありました。


Ⅶ.「ラクしたい」という気持ちは、排除せずノイズとして扱う

1月の振り返りを進める中で、自分の中にある感情についても、改めて向き合うことになりました。
その一つが、「ラクしたい」という気持ちです。

たとえば、
「今月は“結果が出始める月”という位置づけにしておけば、気持ち的には楽だな」
「もう少し無理のないペースで進めた方がいいのではないか」
といった考えが、ふと頭に浮かぶことがありました。

こうした感情自体は、ごく自然なものだと思います。
専業で続けていれば、不安もありますし、疲れも出ます。
「できればラクに進めたい」と感じること自体を、無理に消そうとする必要はないと感じています。

ただ、その一方で気づいたのは、
この感情を、そのまま意思決定に使ってしまうと、判断が簡単に歪むという点でした。

「ラクだからこの目標設定にする」
「しんどそうだから、この検証は後回しにする」
といった判断は、一見合理的に見えても、
実際には“結果から目を逸らすための理由”になってしまうことがあります。

ここで役に立ったのが、トレードでの考え方でした。
トレードにおいても、ノイズは常に存在します。
価格の揺れや、一時的な感情の動きは観測されますが、
それらをそのままシグナルとして使うことはありません。

この構造は、日々の意思決定にもそのまま当てはまると感じました。

「ラクしたい」という気持ちは、
消すべきものでも、否定すべきものでもなく、
ただのノイズとして存在を認識すればいい

ノイズがあることを前提に、
それとは別に、事前に決めた基準やルールに従って行動する。
RUNの停止条件や評価基準を先に決めておく、という考え方も、
この延長線上にあります。

感情がある状態で、感情に基づいて判断しない。
そのためには、
「今、自分はどう感じているか」と
「今、何をすべきか」を、意識的に切り分ける必要があります。

1月の終わり頃からは、
「ラクかどうか」「気分が乗るかどうか」は一度脇に置き、
「この行動は、botで稼ぐという目的にどう関係しているか」
という問いを、判断の軸に据えるようになりました。

この章で伝えたかったのは、
ストイックになれ、という話ではありません。
感情を押し殺すことでもありません。

むしろ、
感情は観測するが、判断には使わない
その距離感を保つことが、
専業botterとして、長く続けていくために必要だと感じています。

次の章では、こうした考え方を踏まえたうえで、
2月をどのような位置づけで進めていくのかについて書いていきます。


Ⅷ.2月は「考える月」ではなく「評価される月」にする

ここまで1月を振り返ってきて、2月をどのような月にするのかについても、はっきりと整理する必要があると感じました。
私が2月に設定したのは、「考える月」ではなく、**「評価される月」**です。

もちろん、考えること自体をやめるわけではありません。
仮説を立て、検証し、改善点を探る作業は、これからも続けていきます。
ただ、それらを目的そのものとして扱うのではなく、結果を出すための手段として位置づけ直す、という意味です。

1月は、検証を壊さない設計を整えたり、ログや環境を見直したりと、
「考えるための土台」を作る時間が多くを占めていました。
その過程で得た理解や気づきは確かにありましたが、
それらはあくまで準備段階に近いものだったとも言えます。

2月は、その延長線上に留まるつもりはありません。
botterとしての思考や工夫が、実際の結果としてどう現れるのかを、
はっきりと評価される月にしたいと考えています。

ここで言う「評価」とは、
気分や納得感ではなく、数字や事実に基づくものです。

  • 一定の条件下でRUNを回した結果、PnLはどうだったのか
  • 想定していたトレードと、実際に起きたトレードの内訳はどうか
  • 仮説の扱い方は、結果にどう影響したのか

こうした点を、事前に決めた基準で淡々と見る。
良かったか、悪かったかではなく、
通用したか、しなかったかで判断する。

この姿勢は、専業botterとしてだけでなく、
これまで仕事や副業に取り組んできたときの感覚にも近いものです。
成果が出たかどうかで評価される、という当たり前の前提を、
あらためてbotにも当てはめる、というだけの話でもあります。

2月は、「まだ早い」「もう少し考えてから」といった理由で、
評価を先送りにしない月にします。
たとえ結果が思わしくなかったとしても、
それを事実として受け取り、次に進むための材料にする。
そのプロセス自体を、評価の対象にしない、という意味でもあります。

考えることに価値がある時期は、確かに存在します。
1月は、まさにその時期だったと思います。
ただ、ずっとそこに留まり続けるわけにはいきません。

2月は、
これまで積み上げてきた思考や準備が、
実際の結果としてどう現れるのかを、
静かに、しかし逃げずに見に行く月にします。

次の章では、
そのために2月に設定した行動目標と評価基準について、
具体的に書いていきます。


Ⅸ.2月の行動目標と評価基準(数値込み)

2月を「評価される月」にすると決めた以上、
行動目標と評価基準も、できるだけ具体的な数値を置くことにしました。
感覚や納得感ではなく、事前に決めた数字で判断するためです。

1.2月の主な行動目標

2月の最優先目標は、次の一点です。

本命のトレードbotで、
「黒字と判断できるRUN」を1回以上出すこと。

ここで言う「黒字RUN」は、
なんとなくプラスだった、という意味ではありません。
以下の条件を満たしたRUNを指します。

  • EXIT_COMPLETED:80回以上
  • RUN全体のPnL:プラス
  • 想定していたトレード(歪み検知→解消)が、
    EXIT全体のおおよそ25%以上を占めていること

安定した黒字や、月単位での収益は、この段階では求めません。
まずは「この条件下ではプラスになった」と、
事実として言えるRUNを一つ作ることを目標にします。


2.RUNごとの停止条件と評価方法

評価を感情から切り離すため、
RUNの停止条件もあらかじめ決めておきます。

2月は、原則として次のいずれかを満たした時点でRUNを止めます。

  • EXIT_COMPLETED が 80回 に達したとき
  • RUN全体のPnLが +1,000円 に到達したとき
  • RUN全体のPnLが -2,000円 に到達したとき

良くても止める。
悪くても止める。
途中で「もう少し回せば…」という判断は挟みません。

RUNを止めた後は、

  • PnLの内訳
  • 想定トレードと想定外トレードの比率
  • 仮説がどう影響したか

を確認し、最低一つの仮説に対して判断を下します。

  • 生存
  • 条件付きで残す
  • 否定する

判断を保留したまま次のRUNに進むことはしません。


3.2月に触ってよい範囲・触らない範囲

検証の前提を壊さないため、
2月に触る場所も明確に制限します。

触ってよい範囲

  • ENTRY条件の閾値調整
  • ENTRY前の観測・判定条件
  • EXITにおける延命/早期撤退の判断条件

原則として触らない範囲

  • ログ基盤や観測構造の大幅な変更
  • 安全ガードの作り直し
  • 構造全体を揺るがすリファクタリング

改善は、
「RUNを評価した結果、ここを変える必要がある」と
明確に言語化できた部分だけに限定します。


4.日々の作業リズムと行動評価

日々の作業についても、2月はシンプルなルールを置きます。

  • 午前中:
    • 90分の集中タスクを1本
    • ランニングでリズムを整える
    • botの成果に直結するタスクをもう1本
  • 午後:
    • 20分で必ず成果物を一つ残す

評価の対象になるのは、

  • どれだけ考えたか
  • どれだけ時間を使ったか

ではなく、

  • その行動が、RUNの結果にどう影響したか

だけです。

時間をかけても結果に結びつかなければ評価は上がらず、
短時間でも結果に寄与したのであれば、それを事実として受け取ります。


2月の行動目標と評価基準は、
自分を追い込むためのものではありません。
評価を曖昧にしないための補助線として引いています。

結果が出れば、その事実を見る。
出なければ、出なかったという事実を見る。
どちらの場合でも、次に進むための材料は残ります。

Ⅹ.おわりに:1月は準備、2月は勝ちに行く

ここまで、1月にやっていたことと、そこから考えたことを振り返ってきました。
改めて整理してみると、1月は成果を出す月というよりも、
成果を正しく評価するための準備を進めていた月だったのだと思います。

黒字化や新botのリリースといった、分かりやすい結果は出ていません。
ただ、その一方で、検証を壊さずに回すための設計や、
評価基準を曖昧にしないための考え方は、少しずつ形になってきました。

1月を「失敗だった」と片づけることもできますし、
「まだ途中だ」と言い続けることもできます。
ただ、どちらの言い方も、本質からは少しずれている気がしています。

1月は、準備の月でした。
考え、整え、立ち止まりながら、
それでも前に進むための足場を作っていた月です。

そして2月は、その延長ではありますが、同じ場所に留まるつもりはありません。
考えることをやめるわけではありませんが、
考えた結果が、数字や事実としてどう現れるのかを、
はっきりと見に行く月にします。

うまくいくかどうかは分かりません。
勝てるかどうかも、まだ断言はできません。
ただ、評価から逃げない、という点だけは決めました。

専業botterとして、市場と向き合い、
準備を終えたうえで、実際に勝ちに行く。

戦える自分を磨く。

2月は、そういう月にします。

対戦、よろしくおねがいします。

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