どうも、よだかです。
本記事は「7つの習慣」をやさしく解説する第2回目です。
「キングオブ自己啓発本」である本書。
この本の内容を実践する全ての土台が、第1の習慣「主体的である」です。
これは「自分の反応に責任があることを自覚する」ことです。
ここが整っていないないと、残り6つの習慣も役に立ちません。
逆に、これさえ身につけて仕舞えば、他の6つの習慣はどんどん身についていきます。
全ての土台となる「主体的である」ということを解説していきます!
この本・記事を読んで欲しい人
・メンタルを安定させたい
・状況に振り回されたくない
・集中力を高めたい
3つの決定論が邪魔をする
私たちは、無意識のうちに自分自身を社会が決めた基準で評価しています。
以下の3つはいずれも、自身の責任が及ばないところに問題の原因を設定し、自身の主体性を奪います。
まずは、これらを疑うことが「主体的である」ことの第一歩目です。
1:遺伝子的決定論
DNAによって受け継がれてた特質によって、現在の自分の有り様を正当化する。
例えば、怒りっぽい性格はお父さん譲りだね、というようなものです。
2:心理的決定論
育ってきた環境が性格や人格をつくっていることから、現在の自分の在り方を正当化する。
例えば、自分が人見知りなのは親の育て方のせいだとすること。
3:環境的決定論
あなたを取り巻く環境の中にいる誰かや何かが、あなたの今の状態をつくっていると考えること。
例えば、自分の身に起こったことを、上司や部下のせい、あるいは、経済情勢や国の政策のせいだとすること。
これらは、刺激と反応を直結させているから起こることです。
刺激と反応を短絡的に結びつけてはいけません
刺激と反応の間
実は、刺激と反応の間には”選択の自由”があります。
あなたが何かによって傷つけられた時、実は、あなた自身が傷ついたという反応をすることによって傷つくのです。
心に感じたことは、あなたが創り出している現実です。
刺激に対して、どんな姿勢・態度で向き合うかということは、選べると思いませんか?
反応は自分で選んでいるということに気づき、自分で選べるようになることが大切です。
”選択の自由”を分解すると以下の4要素に分けられます。
1:自覚
自分自身を客観的に見つめる能力。
自分の感じ方や頭の中に出てくる思考パターンにはどんなものがあるのか知りましょう。
2:想像
現実を超えた状況を頭の中に生み出す能力。
現実の状況に対して自分に”何ができるのか”、”どんな態度を取れるのか”を考えましょう。
3:良心
心の奥底で善悪を区別し、自分の行動を導く原則を理解し、自分の考えと行動がその原則と一致しているかどうかを判断する能力。
自分の考え・行動が、原理原則に反していないか確認しましょう。
4:意志
他のさまざまな影響に縛られずに、自覚に基づいて行動する能力。
1〜3に基づいて、自らの行動を選択しましょう。
反応を自覚するテスト:使う言葉をみる
主体性のある人は、責任を転嫁する言葉を使いません。
ある状況に対して、自分(自分達)には何ができるかを考え、それに伴った言葉(主体的な言葉)を使います。
一方、主体性のない人は、責任を添加する言葉(反応的な言葉)を多く使います。
言葉を選ぶ時点で、すでに自分自身の行動に率先力を発揮して行動をリードできるのかが決まるのです。
ポジティブな表現や言葉は、自分自身の行動をリードしてくれます。
逆に、ネガティブな言葉や表現は、行動を押さえつけます。
反応的な言葉が厄介なのは、それが一種の自己達成予言になってしまうことです。
「どうせできないから〜」「そんなことやるだけ無駄だ」などのように、初めから行動しない理由を与えてしまうのです。
あなた自身が使う言葉や頭の中に出てきる言葉を書き出してみて、自分自身の行動に繋がってるかどうか、確かめてみましょう。
反応と選択を自覚するテスト:関心の輪と影響の輪を見る
選択と集中
ここは、本項の最重要部分です。
自分が変えられることだけに集中するということです。
そして、変えられないことには一切触れないということでもあります。
「関心の輪」とは、自分の興味関心が向いてる範囲のこと。
誰でもさまざまなことに広く興味関心を持っています。
「影響の輪」とは、自分の行動や考えによって変化させることができる範囲の物事。
自分の行動によって、変化させることができる現実と言い換えても良いでしょう。
関心と影響を確かめるワーク
①関心のあることを全て書き出す
②その中から自分が影響を与えられることを選ぶ
一般的には、関心の輪は影響の輪よりも広がっています。
自身の行動は、「影響の輪」に内側に集中しなければなりません。
関心事の多くは、自分の行動で変えることはできないからです。
人の気持ちや行動、天気や世界情勢、誰かと誰かの諍いや物事の結果など、、、。
自分が心を割いても、変えられないことには注力してはいけません。
一方、自分が行動することで変えられる範囲のことには積極的に力を注ぎましょう。
自分自身が相手に向ける態度、使う言葉、頭の中に思い描く言葉、理想の未来を掴むために自分自身の力を高めるための勉強や訓練、、、。
影響の輪の中に集中して行動すると、だんだんと影響の輪が広がって、自信がついてきます。
問題を問題と思うことが問題なのである
直面する問題を3つに区別しましょう。
①コントロールできる問題なのか(自分で変えられること)
②間接的にコントロールできる問題なのか(人を使うことで間接的に変えられること)
③コントロールできない問題なのか(過去に起こった事実)
①は、今後紹介する第1〜第3の習慣によって解決できます。
②は、第4〜第6の習慣によって解決できるようになります。
そして③については、そもそもその問題に対する態度を改める必要があります。
主体性を高める30日チャレンジ!
自分の主体性を高めるために今すぐできる方法は2つ。
①何かを約束して、それを守ること
②目標を立てて、それを達成するために努力すること
自分自身の人生に対する責任を自覚して、それを引き受けることで、少しずつ、その場の気分よりも自尊心の方が重みを増していきます。
どんなにちいさなことでも良いのです。
「自分がこれを決めて行動したんだ」という積み重ねは、主体性の根幹を太く強くしてくれます。
まずは1ヶ月、小さな約束を守り続ける生活を送ってみてください。
見える景色がガラリと変わりますよ!
まとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます。
「主体的である」とは「自分の反応に責任があることを自覚する」こと。
刺激と反応の間にある4つの要素をバランス良く育てていきましょう。
そして、自分が変えられることに集中して、変えられないことには触れない。
これからお伝えする第2〜第7の習慣の基礎となる「主体性」。
正直、これを極めるだけでも人生がイージーモードになりますね。
それほどまでに、根幹に関わる部分ということです。
しっかりと磨き抜いて、次のステップへと進んでいきましょう!
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