時間が足りない
「勉強する時間が足りない」
「隙間時間を有効に使う方法はないだろうか」
「読書の大切さは分かっているのだけれど、日々の仕事が忙しくて本を読む暇がない」
学生・社会人問わずやるべきことが溢れかえっている多忙な現代。
そんな中でも結果を出し続けている人は一体どこで学習時間を確保しているのだろうか。
その答えの一つが「隙間時間の音声学習」だ。
時間はみんなが平等に持つ資産
そもそも1日は24時間と決まっている。
これは全ての人に平等に与えられたものだ。
これをどう使うかでそれぞれの人生に差が生まれる。
例えば、通勤・通学に片道30分、往復で1時間かかるとしよう。
年間200日勤務したとすると約200時間を通勤時間にとられていることになる。
通勤・通学しながら聞き流して学習ができれば、その時間を自己研鑽に充てることができる。
amazonの提供する音声学習ツールAudible(オーディブル)は、その問題を完全に解決してくれる。
私は半年ほど、Audibleを利用している。
本記事では、Audibleの特徴とメリット・デメリットを紹介していく。
利用するかどうかの参考になれば幸いだ。
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この記事を読むと分かること
- 音声学習ツールAudibleの特徴
- Audibleのメリット・デメリット
- Audibleの活用方法
- Audibleでおすすめの本
特徴〜Audibleって何?〜
Amazonの提供する本の朗読サービス。
利用者は書籍を朗読したデータを購入し、専用のアプリで再生する。
料金は月額1500円。サブスクリプション形式。
初月は無料で登録ができ、1冊目は無料で試聴体験が可能だ。
1ヶ月の間に登録を解除してしまっても初めにお試しで手に入れた1冊は引き続き利用が可能だ。
1ヶ月が過ぎると本登録が完了し、その後はクレジットカード等で自動支払いとなる。
本登録後も毎月1冊を無料で購入できるシステムとなっている。
書籍の値段が一冊2000円程度であることを考えると、月額1500円でも十分に元は取れる。
音声学習ツールという性質上、ラジオのように聞き流すことになる。
ひとりになれる空間で利用したり、イヤホンを付けて利用したりすることが想定される。
私は、主に通勤の車中の時間を音声学習に充てている。
手が取られていて且つまとまった時間であるためだ。
以前はYouTubeを聞き流していたのだが、Audibleに変えてからは学習効率が一気に高まった。
![](https://yodakablog.com/wp-content/uploads/2021/04/annie-spratt-9F37686Z7uc-unsplash.jpg)
YouTubeと差別化できる点
1,広告再生がない
広告再生がないため、一度再生してしまえば後はスマホの操作をすることなく聞き流し状態にできる。YouTubeでは動画の始めや途中に広告が再生される。
Audibleではそれが一切ない。
時折挟まれる広告は地味にストレスになる。
YouTubeもプレミアム会員に登録をすれば広告再生はなくなるのだが、私はYouTubeの利用頻度と会員料が釣り合っていないと判断したため、会員登録は見送った。
2,選ぶ手間がない
まとまった一冊の本はそれなりにボリュームがある。
一冊を聴き終えるのには1時間以上はかかるので、移動時間に別の本を選ぶ手間がなくなる。
YouTubeであれば、10数分の動画が終わる度に、別の動画を選んで再生することになる。
自動再生される動画が好みのものでないかもしれないし、事前にプレイリストを作っておくの面倒だ。
3,読み込み時間がかからない
3点目は敢えて言うのならばという程度だが、一応書いておく。
Audibleは一度ダウンロードしてしまえば、読み込み時間ゼロでサクサク再生できる。
音声データのみなので、動画と比べると再生までの時間は圧倒的に短い。
YouTubeは動画というコンテンツの性質上、データ通信には時間がかかる。
だが、この問題はプレミアム会員登録で解決する。動画のダウンロードが可能になるからだ。YouTubeにも有益なコンテンツは数多くある。
私自身もお世話になっているので、今後も使い分けを意識していくことが重要だと考えている。
メリット
音声学習に向いている本がある
物語形式の本は良い。
登場人物の会話や情景描写が多いと具体的な場面がイメージしやすく、内容が頭に入ってくる。
マインドを書き換えるための本も良い。
自己啓発・生活習慣改善・筆者の主張の割合が多い本は音声学習に向いている。
この手の本は聞き流しながら自分自身の思考が刺激されるからだ。
手が取られる時間に対して有効
本を開く・ページをめくる・線を引く・書き込みをするという動作ができないときに聴きながすということは、そのとき私たちは「両手が使えない」という状況だ。
私にとってそれは、自動車の運転をする時と単純作業をしている時だ。
絶対的に時間が取られてしまうと分かっている時間を学習時間に変えることができたのは革命的だった。
いつでも繰り返し聞ける
読むよりも学習のハードルは下がる。
なんとなくの聞き流しでも繰り返し聞くうちに内容が頭に入ってくる。
1回で終わらせるのではなく2回3回と繰り返し聞こう。
再生速度の調整ができる
再生速度を0.5〜3.5倍まで調整することができる。
2周目以降は再生速度を上げることで、より効率よく聞き流し学習ができる。
私はデフォルトで2倍速再生にしておいて、内容の理解度によって調整をかけている。
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デメリット
音声学習に向かない本もある
- 図や表が多い本
- 専門用語が多い本
- ガッツリ勉強に使う本
- 初めて学ぶジャンルの本
- 書き込みが前提になっている本
場面が思い浮かばないものは聴いていても理解できないことが多い。
そういった類の本は文字媒体で読む方が理解しやすい。
購入前にしっかりと確認しよう。
書き込みができない
当たり前だが、本に書き込むことができない。
自分の感じたことや調べたことを書き込みたい場合は紙の本を買った方が良い。
まとまった時間が必要
短い時間の聞き流しでは、体系的な理解に繋がらない。
ある程度のまとまった時間が必要だ。
私は最低でも15分以上は確保したいと思っている。
もっと短い時間の場合は、Voicyなどの別の音声学習ツールを使っている。
図や表を見ることができない
音声のみなので、掲載されている図や表を見ることができない。
「図2のように〜〜」と言われても「???」となってしまう。
ここは音声学習という性質上割り切って考えるしかない。
本を選ぶときには、この点も注意して文字媒体での読書も検討しよう。
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選んで良かった本
「人生は楽しいかい?」
自己啓発系。物語形式で進むので非常に理解しやすく、紹介されている「システマ」という理念が実践しやすい名著。
「反応しない練習」
ブッダの教えを合理的に解説してくれて、心の平穏が手に入る本。著者本人の朗読バージョンがあり、おまけ特典もついてきた。私は紙媒体でも持っている。間違いなく名著!
「学びを結果に変えるアウトプット大全」
言わずと知れたベストセラー。樺沢紫苑先生の用いるテクニックが満載の本。この一冊でアウトプットのテクニックについては十分なのではないかと思わせるほどのボリューム。
「幸せになる勇気」
心理学者アドラーの教えを読本。「嫌われる勇気」の続編。登場人物2人の対話形式で進むので、非常に理解しやすい。人生を自分らしく生きる力を与えてくれる本。
「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」
習慣づくりのプロが教える絶対に失敗しないテクニック。私の習慣づくりの原点とも言える本。習慣づくりに悩む方に超おすすめ!
「自分を操る超集中力」
メンタリストDaigoの著作。集中力をコントロールするためのノウハウが満載の本。短く章立てがされているので、実践につなげやすい。名著!
「うまくいったやり方から捨てなさい」
成功のためには「手放す」というマインドが大切であることを説く本。こだわりを捨ててどんどん挑戦してくことを勇気づけてくれる。
まとめ
Audibleに向いているのは「ストーリー形式で内容が頭に入ってきやすい本」「ある程度事前に知識がある本」だ。音声学習は、時間の活用方法の到達点だ。あなたの学びがさらに加速することを約束する。今回の記事が音声学習のきっかけとなり、皆さんの人生がより豊かになるきっかけとなればこれほど嬉しいことはない。