こんにちは、よだかです。
みなさん、日々の生活に疲れていませんか?
仕事、学業、人間関係、、、。毎日の生活を頑張っているからこそ、心の疲れって自覚しにくいものです。
ですが、その心の疲れを定期的に癒してあげないと、心はますます疲れていってしまいます。
そこで、今回紹介する絵本は「心に癒しを与えてくれるのもの」を選んでみました。
読み終えた後に心に残った感動が、疲れた心を潤してくれます。
もうすでに心が整っている人もさらに整うこと請け合いです。
それでは早速紹介していきましょう!
エリック
私の大好きな作家のひとり、ショーン・タンの作品です。
ある日、主人公の家にやってきた交換留学生のエリック。
ホームステイ先の家では、もっぱら台所の戸棚の中で過ごします。
控えめな性格の彼を「きっとお国柄ね」と受け止める母さん。
妖精のような小人のような不思議な存在である彼の過ごし方を優しく受け止めている家族の在り方にほっこりします。
エリックの在り方は、とても素直で私たちが子供の頃に持っていた心を思い起こさせてくれます。
別れを告げたエリックが、家族に残していってくれたものを描いた最後のページがあたたかな気持ちと癒しを与えてくれる作品です。
たいせつなこと
この絵本は絵も素敵ですが、その絵に合うように選び抜かれた言葉がさらに素敵です。
全てのものに役割があって、それらが関わり合うことで世界が出来ていることを実感させてくれます。
そして、私たちの見ている世界を形作る一つ一つのパーツの尊さを教えてくれる絵本です。
語りかけるような優しい言葉で、読む人の心に静かな感動を届けてくれます。
自分自身をそっと抱きしめたくなるような気持ちにしてくれる作品です。
たくさんのドア
人生には選択の連続であり、そして何でも自分で決めることができるのです。
優しいタッチの絵から、思い悩む読者の心をそっと支えて後押ししてくれるような不思議な力が伝わってきます。
いつだってここからがスタートなのだという励ましと、自分の中に必ず答えがあるのだという安心感をくれる作品です。
自分自身の強さ・優しさ・可能性を信じてみよう、今この瞬間からどんな自分にだってなれると穏やかに信じられる気持ちになれる絵本です。
よあけ
今回紹介する中で最も優しい絵本です。
登場人物はおじいさんと男の子。
その二人が、湖にボートで漕ぎ出して夜明けを待つというストーリー。
五感で癒しを感じたい方に特にオススメです。
湖の夜明けを淡々と静かに描いていて、その美しさが自然の癒しを思い起こさせてくれます。
その美しさと感動は、キャンプや野営などの経験がある方には特に深く沁みるはずです。
これだけ静かであり雄弁でもある作品には、なかなか巡り会えません。
にじいろのさかな
美しい鱗を持つ「にじうお」が主人公。
きらきら輝くウロコが自慢の彼は、友達がいないことに悩んでいます。
悩み抜いた彼は、物知りのタコのもとに相談しにいくと「そのウロコを他のさかなに与えてやれ」と言われます。
それをためらうにじうおの葛藤や決断・行動を描く場面はとても感動します。
幸せになることが、自分の大切なものを手放すことと繋がっていることを教えてくれる作品です。
にじうおの気持ちに共感できるようなストーリー展開も素敵で、読み終えた後に幸せな気持ちに満たされること間違いなし!
周りを幸せにして、自分も幸せになることが癒しの原点だなぁと感じさせてくれます。
大きな木
愛があるから尽くすのか、尽くすからこそ愛が生まれるのか。
この物語の主人公である大きな木は、少年の成長に寄り添い自身にできるありとあらゆる全てのことをします。
大切な人の成長を見守り、時には語りかけ、時には自身を与える、、、。
本当に大切な相手に尽くす全霊の愛をこの本から学ぶことができます。
自己犠牲や献身といった類の言葉を全て含んだ言葉が「愛」なのだと改めて感じさせてくれます。
大きな愛の存在を感じて、ゆったりと癒される気分にしてくれる絵本です。
じぶんだけの色
レオ・レオニの作品の中でも、特におすすめしたい癒し絵本です。
何色にもなれるカメレオンは自分の本当の色を探していますが、そう簡単には見つかるはずもなく、、、。
何色にでもなれるということは、何色でもないということ。
カメレオンの悩みは、人が心のどこかで繋がりを求める寂しさを巧みに表しているように感じます。
誰かとの出会いが自身の救いとなることを信じてみたくなります。
そして、心から信じられる人がたった一人でもいれば、それで充分に幸せなのだということに気づかせてくれる絵本です。
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
いかがだったでしょうか?読みたい絵本は見つかりましたか?
自分自身のことを信じてあげたり、人との繋がりを再確認したりすることで心が癒されることに繋がる絵本の紹介でした。
まずは自分を丁寧に労ってあげて、静かな感動に浸ってみることで心が潤う体験をしてみて欲しいです。
興味を持った絵本があれば、ぜひ一度手に取ってみて下さい!
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