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【表現するって面白い!】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「アートを感じる絵本」7選【アート入門】

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こんにちは、よだかです。

皆さんは、美術館を訪れてアートを楽しむ習慣はありますか?

美術館には美しい作品から「何だコレ?」と頭を悩まされるものまで様々なアートがありますね。

アートに触れる経験は、考える力を高めてくれたり物事をより柔軟に捉える手助けをしてくれたりするのに役立ちます。

また、作品に込められた意匠から受ける感動体験は、豊かな心を育んでくれます。

作品に直に触れる感動は何物にも変え難いものです。

けれども、美術館に行かなくてもお家でアートを楽しむことは十分に可能です。

今回紹介する7冊は、アートの楽しさを伝えてくれる素敵な作品です。

読み終えた後アートを楽しみたくなるものから幻想的な絵をアートとして楽しめるものまで様々な作品を選びました。

それでは早速紹介していきましょう!

てん



何かを表現することのハードルを思いっきり下げてくれる絵本です。

私たちはアートというものを大げさに捉えがちですが、実は全然そんなことはないのです。

思ったことや感じたことを堂々と表現する営みがアートなのです。

まずは、感じたことをそのまま見える形にしてみる。

「えっ?こんなことでいいの?」というレベルからスタートすることで、だんだんと自分らしい表現に近づいていくのです。

表現のプロセスそのものですらアートにして楽しもう、という気持ちを高めてくれる1冊です。

ふーってして



アートを楽しみたくなる絵本の筆頭です。

表現することの楽しみを本当に上手に伝えてくれる作品。

ページを開くと、そこにあるのは紙の上に落とされた色付きの水

そして「ふーってして」という指示。

ページをめくると広がるのは、吹きかけた息によって広がった絵の具の世界

次のページには、どんな絵が広がるのかワクワクさせてくれて、1ページ1ページをめくるのがとっても楽しい絵本です。

こんな作品を作ってみたい!と思って最後まで読んでいくと、実際にやる方法まで載っています

小さなお子さんがいる方は、ぜひ親子で一緒に作品作りを楽しんでみて下さい。

ひともじえほん


からだで もじを つくって みよう

人の体で平仮名の50音を全て作ってしまった絵本です。

1人で作る文字、2人で作る文字、3人以上で作る文字、、、。

それぞれの平仮名をどんな風に再現するのか、アイデアの多彩さに感心させられてしまいます。

そして読み終えた側から、実際にやってみたくなる楽しさがあります。

表現の方法は本当に様々!体を使ったアートのお手本となる素敵な1冊です。

アートとマックスーゴキゲンなゲイジュツー


2匹のトカゲが絵を描くことを通して交流するというストーリー。

絵を描いているアーサーを見たマックスは、自分も絵を描いてみたくなります。

そこでアーサーはマックスに絵の描き方を教えることにしたのですが、、、。

創作することの楽しさユーモアたっぷりに描いた絵本。

デイビッド・ウィーズナーならではの細部まで描き込まれた絵も見どころのひとつです。

レッドツリー


何やら不穏な雰囲気の絵。

紡がれる言葉は、短くも重たい。

心に押し寄せる漠然とした苦しみから始まる物語。

1ページ1ページに力強く描かれる心象風景は、それを見た人の心をしっかりと捕まえて放しません。

しかし、最後まで読み切った後に押し寄せるのは安堵

自分の心と向き合って押しつぶされそうな時、救いを与えてくれる絵本です。

個人的には、言葉の意味をそのまま味わえる英語版がおすすめです。

終わらない夜


この絵本は、1ページ1ページが絵画

開く度に思わず見入ってしまう絵の連続です。

眠りと目覚めの間の時間を幻想的な絵で表現した本作品は、他に並び立つものが無いほどの出来です。

この絵を描いたのは、カナダの画家であるロブ・ゴンサルヴェス氏。

彼は「錯視芸術の巨匠」として高い評価を得ている人物です。

美しさと怖さが共存する世界を楽しみたい方は、ぜひこの本を手に取ってみて下さい。

びじゅチューンシリーズ


アートの楽しみ方を良い意味で破壊してくれる作品です。

このシリーズは正確にはDVDブックです。厳密には絵本ではありません。

紹介するかどうか、非常に悩みましたが現代のアートを語るにおいては間違いなく外せない要素の一つです。

なぜならアートは干渉される立場の人間がいて初めて成立するものだからです。

アニメ独自の視点を駆使して、様々な美術作品を井上涼風に仕上げてしまうセンスに夢中になること間違いなし!

クリエイター・井上涼さんのエッセンスを余すところなくさらけ出す人気シリーズです。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

お探しの本は見つかったでしょうか?

作品それを受け取る人の両方があって初めて成り立つのがアートです。

アートの楽しみ方を知っている人は、様々な物事にも楽しみを見出すことができるようになるでしょう。

今回紹介した絵本が、アートを楽しむきっかけになればこれほど嬉しいことはありません。

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