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【心を操るテクニック】年間300冊読む私が選んだ「心の勉強」おすすめ本7選【自己理解を深める】

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心って不思議です。

一見不合理なことであってもそれを選択してしまったり、その日の気分によって様々に意味づけを変えたり、、、。

さっきまで上機嫌だったのに些細なことで急に落ち込んだり、逆に落ち込んだ気持ちが急に晴れて楽になったり、、、。

心の動きに振り回されていると、それだけで疲れてしまいますね。

心の動きを完全にコントロールすることは、とても難しいです。

しかし、知識をつけて対処することは可能です。

なぜなら、心の動きを生み出しているのは自分自身だからです。

本記事では、心の動きについて楽しく学べる本を7冊紹介します。

心という言葉は大変抽象的な概念ですので、「〇〇な方にはコレ!」という風にジャンル別に紹介をします。

自身の心と向き合うことは、人生と向き合うこと。

あなたにピッタリの1冊に出会う機会となれば幸いです!

面白いほどよくわかる!心理学

心理学という分野を体系的に知るために役立つ一冊。

心理学に少し興味があるという方は手に取って損はない。

  • 心理学の歴史
  • 人付き合いにおける心の働き
  • 組織における人間心理の働き
  • 落ち込むメカニズムとメンタルケアの方法
  • 心はどこから生まれるのか
  • 性格と深層心理の分析

などを軸に、様々な内容をイラストや図で非常に分かりやすく解説している。

ヘンテコノミクス

行動経済学の観点から、人間の不合理な行動の理由をマンガで解説してくれる本。

お金に関する選択で損をしたくない方におすすめ!

マンガ形式なので、読みやすく分かりやすい。

しかし、マンガと侮るなかれ。

本書のもたらす学びは豊富で、その効果は絶大だ。

認知バイアスを解除するのに非常に役立つ一冊。

自分の普段の行動を見直すきっかけになる。

世の中のビジネスが巧みに人間の本能に訴えていることがよく分かる。

この本を読むと、不合理な選択をするリスクを大きく下げることができる。

世界最先端の研究が教えるもっとすごい心理学

シリーズの2冊目。

1冊目よりも面白い。

心理学をネタ的に日常生活に活用したい人におすすめ。

様々な場面において、実践的に使える心理の働きを紹介している本。

  • 「V」という形は、蛇を連想させるため危険なものとして認知される。
  • 助けを求める側は遠慮しがちなので、助ける側の人間こそ気を遣う必要がある。
  • 子供に勉強を教える時は、にこやかに笑いを交えることを意識すべし。
  • お金を使うなら「モノより思い出」と言われるのは何故なのか。

など、ちょっとした知識から生き方に及ぶものまで内容は多岐にわたる。

1冊まるごと、楽しんで読み切ることができる。

EQ こころの知能指数

心の動きをコントロールして、自身の才能を活用する方法を知りたい方に読んで欲しい本。

対人関係を改善する紹介する5つのステップが特に有益!

(1)自分自身の情動を知る

(2)感情を制御する

(3)自分を動機付けする

(4)他人の感情を認識する

(5)人間関係を上手く処理する

自身の感情を理解する部分が出発点であるため、他人を責めることが無くなる

このフローを使いこなせるようになると、人間関係のストレスは激減する。

他にも、不安を高めずに済む方法・希望を持続させる方法・共感力を磨く方法など、実生活に役立てることができる情報が満載!

本書で学んだことは、学習面にも応用可能。

学校での教育プログラムも紹介されているので、人に何かを教える立場の方にもおすすめの1冊

心が繋がるのが怖い 愛と自己防衛

読むのにちょっとだけ勇気がいる本。

自身の心理状態が自己防衛に依るものだと知るための内容。

自分自身にとことん向き合いたい人には、強くお勧めしたい。

怒り・不安・悲しみなどのネガティブな感情がなぜ生まれるのかを理解できる一冊。

  • 相手のことが好きで一緒にいたいのか、一緒にいることに関心があるのかを区別すべし。
  • 自己防衛の戦略は無意識的に行われていることを自覚せよ。
  • 怒りや不安は感情の表層にあるもので、他の感情を隠してしまう。

など、心のあり方に迫る学びをたくさんもたらしてくれる。

この本を読んでから、1つの感情に支配されることなく、その感情の影に隠れているもっと重要な感情に目を向けるクセが身についた。

暇と退屈の倫理学

今回紹介する本の中で、最も深い学びをくれる本。

内容は、ほとんど哲学書の様相だ。

簡単には読破できないが、ガッツリ読みながら良質な問いを得たいという方には強くおすすめしたい。

「定住ゆえに苦しみは生まれた」という主張は、文化人類史などとも絡み合っているが、難しい内容になり過ぎずにサクサク読み進めることができる。

暇・退屈の正体に迫るべく、先人達の哲学・思想を参考に論が展開される。

ニーチェ・マルクス・ハイデッガーらの考察を切り口に展開される運びも面白い。

人は異なる環世界を行き来する能力が高い故に苦しむが、その苦しさ故にまた楽しむこともできるのだ、という言葉が印象に残る。

つまり、苦しみも楽しみもその原因は同じところにあるのだ。

消費社会において、人々の需要は作り出されたものだ、という言葉も印象深い。

だからこそ、選択する主体性を大切にしたいと強く思わせてくれる本。

私とは何か「個人」から「分人」へ

自分自身の感じ方・考え方を見つめ直したい方におすすめ。

「分人(ぶんじん)」という考え方は、筆者が独自に定義したもの。

「無意識に使い分けている複数の自分」の構成比率を考える、という視点が興味深い。

分人は複数あるけれども、顔は一つしかない。

全て本当の自分であると考えることで、自己理解の手助けとなる一冊。

人に向ける感情、特に愛については興味深い考察があった。

  • 人に気持ちを向けている自分自身が好きなのかどうか?
  • 相互に肯定しあうことに心地よさを感じるのはなぜなのか?

本書のもたらす問いは、いつでも自分自身を見つめ直すおまじないになる。

様々な自分を使い分けようとしている自分に気づき、自己分析を深めるきっかけをもたらしてくれる内容。

まとめ

今回は、簡単に読めるものから抽象度の高いものまで紹介してみました。

それぞれの欲する学びに応じて、読みたいものから読んでみてほしいです。

読むという経験そのものが、思考に深く影響を与えてくれます。

心について学ぶということは、自分を理解する手がかりになります。

本記事で紹介した本が、心をコントロールする手助けになれば幸いです。

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