こんにちは、よだかです。
あなたは、自分の「創造力」に自信がありますか?
思考は、すべての行動の出発点。日々の選択や挑戦において、しっかりと考える力があれば、成功に近づくスピードも確実に変わってきます。特にこれからの時代、「何かを生み出す力=創造力」は、最強の武器になります。
とはいえ、「創造力ってどうやって鍛えるの?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに紹介したいのがこちらの一冊:
著者は、ロボット工学の世界的権威・カーネギーメロン大学名誉教授の金出武雄さん。2004年の出版ながら、今なお色褪せない知的体力と創造の本質を教えてくれる、まさに実用的な“思考の教科書”です。
この記事を読んでほしい人
- 創造力を磨きたい人
- 思考を実行に変える方法を知りたい人
- 書く・話す・伝えるスキルを強化したい人
【理論編】創造力とは何か?
創造は「省略」である
人をうならせるアイデアとは、意外と“当たり前の再発見”だったりします。
つまり、複雑なものをシンプルに表現できることが「創造」なのです。余計なものをそぎ落とす=“省略”こそが、創造の起点。
「言われてみれば確かにそうだ!」と思わせる力。これが本物のアイデア。
人の役に立つ“シナリオ”を書く
創造力を活かすうえで忘れてはいけないのが、「誰のためにそれをやるのか?」という視点。
独創性があっても、役に立たなければ価値はゼロ。相手の状況を思い描き、“シナリオ”を描くことから創造は始まります。
創造の基本は「模倣」から始まる
0から何かを生むのは難しく感じますが、どんなアイデアも、元をたどれば“組み合わせ”。
まずは優れた事例を真似る。そこから自分なりの工夫が生まれます。
真似から始めて、気づけば「自分の形」になっていた。それが一番自然な創造のプロセス。
「達成感+ちょっとの不安」で成長は加速する
いきなり大きなゴールを掲げると不安で動けなくなります。
だからこそ、ステップを小分けにして、「ちょっと頑張れば届く」目標を用意する。
目の前の達成感を味わいつつ、次の一手へと進めば、行動力は自然と鍛えられていきます。
【実践編】考えを形にする3つの技術
話す:「たとえ」と「例」を使い分ける
説明上手な人ほど、“たとえ”と“例”をうまく使い分けています。
- たとえ話:イメージを伝えるための比喩
- 例:事実や実例を示すサンプル
伝えたい相手に合わせて、適切な方を選ぶことで、言葉の伝わり方は驚くほど変わります。
書く:文章には「起承転結」を仕込め
長文を書く時ほど、「構成の技術」がものをいいます。
- 起:読者の興味をひく
- 承:問題提起や背景説明
- 転:自分のアイデアや視点
- 結:結果とまとめ、余韻
このフレームを意識するだけで、説得力ある文章が自然と書けるようになります。
見せる:プレゼンには「?」を仕込め
プレゼン資料には、あえて「一瞬では分からない要素」を含めましょう。
- たとえば:数字のない棒グラフ
- 偉人の名言
- シンボリックな写真
「なんだろう?」と感じた瞬間に、聞き手の脳は動き始めます。思考を喚起する仕掛けを散りばめることが、伝わるプレゼンのコツです。
まとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます!
『素人のように考え、玄人として実行する』は、思考力・創造力・行動力を総合的に磨きたい人にとっての“実践書”です。
✔ 理論編まとめ
- 創造=省略された本質
- 人に貢献する視点を持つ
- 模倣から始める
- 小さな成功体験を積み重ねる
✔ 実践編まとめ
- 話す:たとえ・例の使い分け
- 書く:起承転結で構成力を鍛える
- 見せる:プレゼンに“?”を仕込む
✅ 創造力を高めたいあなたへ:
📗 素人のように考え、玄人として実行する
“考える”だけではなく、“やってみる”ことの背中を押してくれる一冊です。ぜひ、日々の思考と行動に取り入れてみてください!
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