こんにちは、よだかです。
みなさんは、動物は好きですか?
ペットなどで家族の一員として扱われるものから動物園での人気者や野生に生きる希少種まで、人の関心を様々に引き寄せる動物たち、、、。
ふとした場面で、私たちの生活と関わり合っていたり話題に上ったりすることのある彼らですが、絵本の世界でも本当に様々な描かれ方をしています。
今回は、動物をテーマにした絵本というひろ〜い枠で7冊の絵本を選んでみました。
親しみやすく親子で一緒に読める楽しい絵本を中心に選んでみました。
それでは早速紹介していきます!
どうぶつのあかちゃん
小さいお子さんへの読み聞かせには是非この1冊をオススメします。
ページをめくる度に、新しい動物の赤ちゃんの顔が登場!
カラフルな色使いなのにシンプルさも際立っていて、読む人の目を自然と惹きつけます。
この動物って何なのかな?と一緒に学ぶ機会にもなります。
何度読んでも楽しく、ページをめくってとせがまれること請け合いの素敵な絵本です。
ぐりとぐら
殿堂入りの名作!
ネズミのぐりとぐらのやりとりを何度も読み返したくなる絵本。
2匹が森で見つけた巨大な卵でカステラを焼くお話です。
2匹の作るカステラが本当に美味しそうなことはもちろん、森の仲間と分け合うシーンでさらに幸せいっぱいになります。
この絵本を読んだら、あなたもフライパンいっぱいにカステラを作りたくなること間違いなし!
巨大なフライパンいっぱいの幸せを届けてくれる素敵な作品です。
3びきのかわいいオオカミ
誰もが知っているであろう「3びきの子ぶた」というお話。
本作は「3匹の子ぶた」に出てくる子ぶたとオオカミの立場が逆転したら?という設定を描いたお話です。
ぶたの悪さがもうとんでもないレベルで、オオカミたちを徹底的にイジメ抜きます。
その悪行たるやとんでもないレベルで、オオカミたちに心から同情したくなってしまいます。
「3匹の子ぶた」のオオカミの悪行が霞むほどの悪ブタですが、エンディングの素晴らしさも他の作品に類を見ないレベルです。
かわいオオカミたちがぶたに対して取る作戦は「お見事!」の一言に尽きます。
ネタバレなしで最後まで読んで欲しい一冊で、本当に心温まる作品です
三びきのやぎのがらがらどん
これも殿堂入りの名作絵本。
一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
大きさの違う3匹のヤギの名前はどれも「がらがらどん」。
彼らはエサを求めて山を登る途中で、意地悪なトロルに出会います。
一番大きながらがらどんがトロルをやっつけるシーンは圧巻で「やりすぎじゃない?」と思うほどの徹底ぶり。
大きながらがらどんの強さはあまりにも圧倒的で、思わずトロルに同情したくなってしまいます。
そのシーンに爽快感を感じるのか、トロルがかわいそうと感じるのか?
大人になって改めて読み返してみると、哲学的な問いをくれる作品でもあります。
おおかみと7ひきのこやぎ
グリム童話を原作とした絵本。
そもそもグリム童話自体が残酷な内容を隠すことなく伝えるという性質を持っているため、この物語にも残酷さが見え隠れします。
何とかしてこやぎたちを騙そうとする狼、狼が死んで山羊が嬉しくて踊る描写などが特に印象的です。
グリム童話ならではの教訓を感じさせてくれるのもこの作品の魅力の一つ!
この話を扱った絵本は数種類ありますが、フェリクス・ホフマンの描く本作品がダントツでオススメです!
オオカミの描き方が本当に上手くて、終始緊迫感のある雰囲気を味わうことができます。
14ひきのおつきみ
ネズミの一家の生活を描く素敵なシリーズ。
その中でもダントツにオススメなのが本作「14匹のお月見」です。
大家族で過ごす楽しさが1番の見どころで、お月見というイベントに家族総出で準備する過程が本当にワクワクさせてくれます。
ラストシーンで家族みんなが揃って満月を眺めているページは、何度読んでもホッとします。
家族のそれぞれにちゃんと役割があって、どんな人が読んでも感情移入できるキャラクターがいる点も素晴らしいです。
また、このシリーズは植物の描き方が大変丁寧で、ネズミたち以外にも自然に対する作者の思いが現れていることが伝わってきます。
ホントの大きさ動物園
動物の本当の大きさをリアルに体感できる絵本です。
図鑑絵本の一種ですが、他の図鑑と一線を画すのは「動物の顔の大きさ」を体感できるということ!
ライオン、パンダ、ゾウ、トラ、バク、カピバラなど様々な動物のリアルな顔の大きさがこれでもかと畳み掛けてくる楽しさはこの本ならではの魅力!
特にキリンは必見!舌が長い動物だということは知識では知っていましたが、まさかあれほどの驚きを味わうことになるとは、、、。
子供から大人まで、動物園では味わえないこの本ならではのインパクトを是非とも体験してみてください!
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
気になる作品は見つかりましたか?
この記事をきっかけに動物たちの魅力を感じていただけたら幸いです。
動物をテーマにした絵本は数限りなくあって、ここで紹介したものはほんの一部!
今後も動物絵本シリーズを更新していけたらと思います。
-
【ダークな絵本】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「エドワード・ゴーリーの絵本」7選【読み聞かせ厳禁!】
こんにちは、よだかです。 みなさんは、エドワード・ゴーリーをご存知でしょうか? 絵本好きの間ではカルト的な人気を誇る作家の一人です。 彼の作品の魅力は何といってもダークな世界観! 幸福を期待する方は、 ...
続きを見る
-
【絵本が描く哲学】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「ヨシタケシンスケの絵本」7選【殿堂入りも紹介】
こんにちは、よだかです。 みなさんは、ヨシタケシンスケさんをご存知ですか? 彼は可愛らしいイラストと心に深く刺さるメッセージ性を融合させた唯一無二の絵本作家で、「りんごかもしれない」で世間の評価を集め ...
続きを見る