こんにちは、よだかです。
「ひとり起業家大辞典」を読み終えたので、感想・内容をまとめていきます。
総勢20名の企業家が、それぞれの立場から”起業”についての知見を述べる本書。
本書の魅力は、社員を雇わずに1人でビジネスをしている起業家たちにスポットを当てていることです。
インターネットの普及によって個人の発信が容易になった現代、私たちは様々な場面で”成功者”の姿に触れることができるようになりました。
ビジネスを個人の力で展開することが可能になったことを本書は伝えてくれています。
今まさに、ビジネスそのものの価値観が大きく変わろうとしています。
自分自身で稼ぐ人達がどんな考え方のもとで過ごしているのかを学ぶことのできる1冊です。
自分の言葉を持とう
まず多くの人が”稼ぐ”ということについての認識を改めなければなりません。
この本を読むのと同時に、”お金”の正体や”ビジネス”というものについて”自分なりの答え”を持っておいた方が良いでしょう。
私自身は「お金=信用」「ビジネス=価値提供・誰かの役に立つこと」だと考えています。
今後もこれらの考えはアップデートされる可能性はありますし、そうでなくてはならないと思います。
大切なのは「自分の言葉で説明できる」という点です。
抽象的な表現になりますが、”自分の戦略を持つこと”は稼ぐことのみならずあらゆることに応用が効きます。
”稼ぐ”ことのみに注目するのではなく”価値提供をするための戦略を組み立てる意識”が大切です。
やみくもに取り組むよりも、知っている人に教えてもらう方が効率よく上達します。
これから何を学ぶべきか、学んだことをどのように使うのか、次に学ぶべきことは何なのか、、、。
正直なところ、多くの人にとって独学は効率が悪いです。
教科書だけ渡されて、1人でどんどん勉強を進めていける小学生がいるでしょうか?
大人も同じです。導いてくれる存在無くして、効率よく上達するのはごく一部の人だけです。
”稼ぐ”ということは”価値を提供する”ことです。
多くの人にとって役に立つ方法を見つけて実践している人たちが”稼いでいる”のだという認識に切り替えましょう。
起業家の思考とは?
”起業に向いている人”とはどんな人なのでしょうか?
私自身は”起業に向いていない人はいない”と考えています。
これだけ起業についての発信をしている人が増えて、しかも企業からマネタイズまでをコンサルしてくれるビジネスが立ち上がってきている現代において、”起業のハードル”は物凄く下がっていると感じるからです。
しかし”起業家として生きることが向いていない人”はいると考えています。
起業家とは自分の持つあらゆる資産をためらわず投資する覚悟のある人です。
ここでいう資産とは、お金・人脈・思考・時間など自分にまつわるあらゆることを意味します。
そして、起業家はその投資を面白がることのできる人です。
自分自身を圧倒的な資産にし続けることは、おそらく多くの人にとって、しんどい生き方に映るでしょう。
理想の生き方の通過点として”起業”という”一選択肢”があるのだということを理解しておかなければなりません。
起業か就職か
多くの人にとっては”就職して仕事をしつつ、副業などを通して起業の道を探る”のがベターでしょう。
”会社に就職して働くこと”は現時点の日本人の性質に向いています。
なぜなら「会社が仕事と環境を用意してくれている環境の方が楽」だからです。
会社員は、働く時間や仕事の内容があらかじめ決められていて、そのレールの上に乗っていれば報酬が入ってきます。
人間は楽をするのが好きな生き物なので、”不自由の中での自由”を楽しむ方が幸せを感じる人が多いはずです。
もしそうでないのなら、資本主義はここまで大きく成長しなかったことでしょう。
多くの人が様々な媒体で発信しているため、”起業”に向けたプラスの価値観が目立っていますが、”雇われている人”が大多数であることを考えれば、発信していない人達の価値観もあるということを落ち着いて考えてみるべきです。
私たちは目立つ意見に意識が向きがちです。それらはとても輝いて見えますが、あくまで他人の意見です。
多くの人が良いと思っている意見に考えなしに加担する態度は、何より自分にとって無責任です。
その考え方自体が悪いと言っているわけではありません。私たち人間は”ヒト”としてそういう風に感じるようプログラムされているのです。また、それはここまでの教育や社会が作り出したシステムの影響とも言えます。
そういったことを理解した上で、自分の幸福追求・自己実現の一手段として”起業”を選択することは応援されるべき選択です。
起業についての発信が増えてきています。幸福追求の手段が増えてきている現代に生まれた私たちは幸運です。
今後、個人の起業が当たり前になっていくと”集団・群れ”という概念がアップデートされてく可能性があります。
自分のポジションを取れ!
起業をするにあたって大切なことを考えてみました。
それは「自分のポジションを明確にする」ということです。
”自身のブランド化”、”商品価値を高める”、”替えの効かない存在になる”、、、。
価値提供をすることがビジネスの本質であるのなら、自分自信が”価値を提供できる存在”になることが必須です。
それを、それを会社や企業が代替できない分野で行うことが大切です。
”会社や企業ができないこと”を個人が行うのです。
世の中の需要を探り、自分の供給できる価値はどこにあるのかをリサーチし、そこにアプローチする行動力と諦めの悪さ。
それらは、自分への信頼なくして続けられることではありません。
行動し続ける中で、自分自身を徹底的に磨きぬき、多くの人では替えの効かない存在になること。
そしてそれをビジネスにつなげてく発想を持ちましょう。
初めは小さく試して、上手くいきそうな手応えを感じたら拡大させていくということも忘れずに。
マネタイズするというハードルは、人から教えてもらうと案外簡単に超えられるものです。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この本が教えてくれたのは「自分を信じて行動するからこそ、幸福に生きる未来がある」ということです。
ビジネスは世の中を良くするための手段であることを忘れずにいたいです。
どの起業家の方も”価値提供”に重きを置いていることが伝わってきます。
そのビジネスを通して、世の中にどんな価値を提供できるのかを知る過程に”起業”があります。
私自身、それを身をもって体感したいですし、何年後かにこの記事を読み返した自分が納得できる未来に立っていたいと強く思います。
大切なのは、今この瞬間から行動すること。
どんな小さな一歩でも、踏み出したのならそれは前進なのですから。
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