どうも、よだかです。
あなたは、クレームを通じて人間関係のトラブルが大きくなって困ったことはありませんか?
また、自分は直接関係ないのだけれど、そのようなトラブルが大きくなってしまい、困っている人が身近にいませんか?
クレームに際した対人関係のトラブルを大きなものにしない秘訣は、ズバリ「相手の話を聴く」こと。
これさえきちんとできていれば、トラブルの9割は解決したも同然です。
本記事では、聴くことが最適解である理由とトラブルを解決に導く方法をまとめています。
この記事を読んで欲しい人
・クレームを通じた人間関係のトラブルで困っている
・相手の悩みをきちんと受け止めることが苦手
クレームをつける理由
クレームをつける裏には、必ず理由があります。
どんなクレームであっても、その根本には本人の”悩み”が隠れているのです。
「この人は何に悩んでいるんだろう?」と考えることで、あなたの対応はガラッと変わることでしょう。
物理学では「作用・反作用の法則」と呼ばれる法則があります。
これは、一定の力で押すと、同じ力で押し返されるというものです。
これと同じことが、人の心にも起こります。
クレームに対して、同じようにささくれだった気持ちで対応すると、大きなトラブルへと発展してしまいます。
相手の悩みを解決しようというスタンスで臨めば、衝突することも無くなります。
以下に挙げた4つが、クレームの根っこにある悩みです。
さみしい
孤独。
本質的な意味で、人は皆”ひとり”です。
生まれた時も、死ぬ時も、ひとり。
自分を受け止めるだけの器がないと、孤独に耐えられなくなります。
自分自身の問題を自分で処理しきれなくなった時、それが外部への”クレーム”という形で現れるのです。
「この人は、さみしいのかもしれないな」と認識することで、あなたは対応を少しだけ変えることができるようになります。
これは、相手の反応を受け止めるコツです。
聞いてほしい
誰もが、自分のことを理解して欲しいと思っています。
この前提に立つと、クレームを言ってくる相手とは、自分のことを”聞いて欲しい”と思っている人なのです。
やり場のない気持ちを抱えている。
そして、それを発散できる環境がなかったり、聞いてもらえる相手がいなかったりする人。
自分の悩みや考えを聞いてくれる人がそばにいなかったから、クレームという形になってしまう。
ただ”聞いて欲しい”。
まずは、相手の話を”博士の心”で聴くことで、相手の”聞いて欲しい”という気持ちを受け止めることが大切です。
認めてほしい
これは、ただ”聞いてほしい”という願望よりも、さらに1段階上の願望です。
自分はこれだけやっているのに、その頑張りを認めてもらえないことへの不満。
これは、自己肯定感の低さや、他責思考が原因です。
本人の考え方そのものが原因ですので、クレームそのものから焦点をずらす必要があります。
相手が”本当に”困っている事は何なのか?
この場合は、まず相手の行動や考え方そのものをしっかりと認め、受け止めてあげましょう。
「自分は努力している」「頑張っている」ということを認めてもらえたと感じたら、自然と自分自身の内面に意識が向くようになります。
時間はかかるかもしれませんが、相手自身の内面に意識が向く土台を作るつもりで、相手の話を聞きましょう。
言語化できていない
現状に満足できていないことは認識できているのですが、そこからどうしたら良いのか分からない状態。
やる気はあるのに、適切な手段・行動・方法が分からず迷子になっているということです。
この場合は、相手自身の言葉を言い換えさせるような質問をすることが効果的です。
自分の考えや気持ちを正確に言葉に表すのは、案外難しいもの。
言葉は思考の上澄み。
【「内なる言葉」を磨きぬけ!】「言葉にできる」は武器になる。【梅田悟司】
相手自身が、具体的な解決方法を自分の言葉で紡ぎ出せるように寄り添う姿勢を忘れずにいたいものです。
問いかけで別の形を引き出す
どんなクレームも「相手が意見を伝えてくれている」と考えると、実はありがたいことなのです。
「この気持ちを伝えたい!」という思いが、行動化しているのですから、エネルギーを使っている事は間違いありません。
最も、不適切で攻撃的な反応を受け取る側も、消耗することは疑いようのない事実です。
そこで重要なのが「心を反応させないこと」と「問いかけで相手の気持ちを別の言葉に言い換えさせること」です。
↓心を整えるには
【キングオブ自己啓発本】7つの習慣 やさしく解説! Part.1【スティーブン・R・コヴィー】
↓聴くことから問いかけにつなぐには
【”聞くこと”の極意】LISTEN 知性豊かで創造力がある人になれる【ケイト・マーフィ】
【キングオブ自己啓発本】7つの習慣 やさしく解説! Part.5【スティーブン・R・コヴィー】
まとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます。
「さみしい」「聞いてほしい」「認めてほしい」「言語化できていない」
相手の在り方を分析することで、あなたは自分の対応を選ぶことができるようになります。
結局は心の問題で、自身のあり方一つなのです。
しかし、それを自身の中で言語化できる状態になっておくと、心が波立つのを減らすことができます。
余裕のある対応は、相手に安心感を与え、相手の心をも穏やかにすることにつながります。
本記事が参考になれば幸いです。
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