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【文字がなくても伝わる感動】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「字の無い絵本」7選【大人も楽しめる】

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こんにちは、よだかです。

絵本の世界って素敵です。

読むだけで心が整いますし、何度でも新しい学びがあります。

様々な絵本を読んできた私ですが、これまでに「絵一本で勝負!」という絵本に数々出会ってきました。

それらの本は、文字や言葉がないからこそ、読み手の心に様々な感情を呼び起こしてくれるのです。

その中でも特におすすめの7冊を紹介します。

大人も子供も楽しめる本を厳選しました。

それでは早速紹介していきましょう!

漂流物

デイビッド・ウィーズナーの作。

浜辺に流れ着いた漂流物から始まるストーリー。

漂流物に関わった人々の関わりが描かれていき、次々にページをめくりたくなります。

写真が遡っていくように物語が進むので、まるで映画を観ているような感覚になります。

画風はリアルですが、描き出す世界はファンタジーに溢れています。

子どもの創り出すファンタジックな世界観を思い起こさせてくれる1冊です!

セクター7

こちらもデイビッド・ウィーズナーの作品です。

「漂流物」よりもさらにファンタジー要素が強まって、読んでいる時のワクワク感は最高!

主人公の少年が雲の上にある世界に遊びに行くというストーリーです。

実際に雲の上にこんな世界が広がっていたらいいなと、童心に帰ることができる1冊。

言葉や文字がないからこそ伝わってくる物語のハラハラ感も満載で、何度でも読み返したくなる要素十分!

ZOOM  RE-ZOOM

イシュトバン・バンニャイの作品。

タイトルの通り「ズーム」「リ・ズーム」していくことで、物語が進む絵本です。

どのページも緻密に描かれていて、「これぞ絵本!」と言いたくなります。

場面展開も秀逸で「え?そう来るのか!」「なるほど、この絵はここの一部だったのね!」と感心と驚きの連続!

ズームアップ・ズームアウトどちらも楽しめるので、前から読んでも後ろから読んでも楽しめます。

一粒で2度美味しいのもおすすめポイントです。

アライバル

私は、ショーン・タンの作品は全て購入して読むほどのファンなのですが、その中でも群を抜いて素晴らしい出来栄えなのがこの1冊です。

長編の物語を文字なしでここまで見事に描き切った作品にはまだ出会っていませんし、これからも出会うことは無いのかもしれないと思えるほどの完成度です。

希望・喜び・安心・不安・恐怖などが全て詰まっていて、まるで濃密な映画を観ているかのような気分にしてくれる絵本です。

気づけば物語の世界にすっかりはまり込んでしまうこと間違いなしの1冊!

これを機に、ショーン・タンの描き出す世界の魅力にも触れることができます。

Michi

なんと!この本はどちらも表紙になっています!

つまり、この本は両側から読み進めていくという斬新な発想の絵本です!

ネタバレになってしまうので詳しく語ることはできませんが、前・後ろのどちらから読んでも主人公のたどる「道」を楽しめる内容です。

各ページが非常に緻密に描かれていて、ページのどこに主人公がいるのかを探したり、どんなキャラクターが描かれているのかをじっくりと眺めてみたりと楽しめる要素がふんだんに盛り込まれています。

読むたびに新しい発見があって、一冊を何度も味わいことができる絵本です。

さわるめいろ

この本は一風変わった遊び用の絵本です。

各ページには、点字で作られた迷路が印刷されています。

点字の線を指先で触ってなぞり、迷路のゴールを目指します。

目を瞑って指先の感覚に集中する体験は、この絵本がもたらす唯一無二の贈り物です。

もどかしさと楽しさを普段の生活から離れて味わうことができるので、暇を見つけてはこの本で遊びたくなります。

遊びを通してユニバーサルデザインを知るきっかけにもなる点もおすすめポイントです。

やめて!

ネタバレすると、この本の最後だけ「やめて!」と言う言葉が出てきます。

記事のタイトルにそぐわないのですが、それでもこの絵本を紹介したかったのは、この絵本が強烈なメッセージ性を持っているからです。

私たちは、普段の生活の中で一体どれだけのことを我慢しているでしょうか?

そして、一体どれだけの我慢を人に強いているでしょうか?

理不尽に耐え続けることが本当に強さと言えるのか?

権力に屈することが賢い生き方なのか?

本当に強い生き方とは一体どんなモノなのか?

この絵本は決して長くないです。ストーリー展開も非常にシンプルで、考えながら読む内容でもありません。

ですが、だからこそラストの「やめて!」が持つインパクトに感動するのです。

この本の持つ魅力にぜひ触れて欲しいと思います。

まとめ

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

いかがだったでしょうか。お好みのものや興味の湧く本は見つかりましたか?

文字のない世界だからこそ、心に直接響く表現があります。

今回紹介した絵本が、あなたの心に感動を呼び起こすきっかけになれば嬉しいです。

ぜひ、興味を持たれた一冊から手に取ってみて下さい!

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