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【朝起きたらやるべき6つのこと】モーニングメソッドが人生を変える!【朝活・実践編】

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人生を変えるモーニングメソッド(著:ハル・エルロッド)を読了。

朝活と呼ばれる早起きからの自己研鑽が有名になって久しい。

TwitterなどのSNSでは、#朝活などと検索すると多くの投稿がヒットすることからもわかる。

彼らの投稿を見ると、自分とはまるで別世界の人たちだと感じることがあった。

本書は、早起きの習慣を作りたいけれど、自分にはできなくて困っているという人たちにとって大きな助けとなる1冊だ。

私自身はもう半年ほど朝活を続けているが、この2ヶ月ほどで、さらにその内容を充実させてきた。

私が本書を読んだのは、自身の朝の過ごし方を改めて見つめ直してみたいと思ったからだ。

非常に充実した内容だったし、何より著者の考え方が素敵だ。

これから朝活を始めたい人にも、もう既に朝活を始めているという人にも大いに役立つヒントがある。興味深かった点をまとめていくので、参考にしてみてほしい。

モーニングメソッドで得られるメリット

  • 毎朝、目覚めたときにエネルギーを感じワクワクする
  • ストレスが軽減する
  • 思考がクリアになり、自分にストップをかけていた思い込みを乗り越えられるようになる
  • 体調が良くなり、望む場合には体重が減り、自分史上最高のメリハリボディになれる
  • 生産性が高まり、最優先事項にのみ高い集中力を保ち続ける能力が高まる
  • 感謝の気持ちが増え、心配が減る
  • 金銭的な富を得て、幸運を引き出せる能力が劇的にアップする
  • 人生の目的が明らかになり、その通りの生き方が始まる
  • そこそこで妥協することがなくなり、理想の人生をイメージした生活が始まる

最も効果のある6つのこと

  • 瞑想など沈黙の中に身をおくこと
  • 読書
  • アファメーション
  • イメージング
  • 日記を書くこと
  • エクササイズ

著者は。これらの6つを毎朝10分ずつ行うことにしたとのこと。

もうこれだけでも十分に意思が強い人間だと思う。

正直、ここを読んだときには、「また別世界の人間のポジショントークか?」と思ってしまった。

しかし、実践をする中で効果を実感し、継続できているのだと述べている。

それぞれ1分ずつ取り組む方法も紹介されていた。

妥協している4つのこと

常に信じていたもの全てを置き去りにできるものだけが、脱出を願うことができる。

ウィリアム・S・バロウズ

人生を大きく変えるためには、インスピレーションが絶望のどちらかが必要だ。

アンソニー・ロビンズ

金銭面に限定した調査では、自由がきく人生を築くことに成功した人は全人口のわずか5%。

残りの95%は、一生苦労が続く。

「95%の人の苦労をしなくて済むために、今できる事は何か?」

自分に問うべき質問はこれだ。

上位5%の仲間入りをするためには、3つのステップがある。

我々には、無意識に妥協している4つのことがある。

健康面

死に至る可能性の高い心臓病などの病気の増加。数杯のコーヒーやエネルギードリンクの助けを借りて1日を乗り切ろうとすること。多くの人は肉体的に疲れている。

精神・感情面

うつ症状・不安障害・精神疾患・精神障害に対処するための日常的に使われる薬は増える一方だ。

恋愛

アメリカは紛れもない離婚大国であり2組に1組が離婚する。著者の父母も、30年以上の結婚生活を経て最近離婚したと述べられている。著者自身も人間関係の破綻の苦しみを身をもって実感した1人だと述べている。

経済面

現在のアメリカ人が抱える個人負債は、かつてないほど膨れ上がっているそうだ。ほとんどの人の収入が本人の望む収入に届いていない。支出額が多く、貯蓄が少なすぎるために、財政に困窮しているという現状がある。

人並みの人生を選ぶ7つの理由

私たちが変化できない理由は、7つある。

1、バックミラー症候群

われわれは無意識のうちにバックミラーを使って過去を再生し、追体験をしている。

昔の自分を今の姿だと思い込むのだ。

過去の縛りを基準にして自分の限界を決めているので、今そこに確実に存在する可能性にブレーキをかけてしまっている。

無意識にあらゆる過去の経験に照らし合わせ、自分自身を制限しようとする。

もっと良い人生を送りたいと思っているにもかかわらず、自身の行動やブレーキがかかってしまう。

平凡な人たちの思考の95%は、前日や前々日あるいは3日前と代わり映えしないという研究データがある。

「自分の過去は自分の未来とは違う」という思考パターンを受け入れることが大切だ。

自分に自信を与えることをつぶやこう。

「今のあなたの姿」は「過去の行動の結果」であるが、「これから進む未来」は「今この瞬間からあなたを取る選択肢」にかかっている。


2、原因・目的の欠如

「人生の目的は何か」と聞かれたときに困った顔するか、「よく分からない」と答えるのが平均的な人だ。

平均的な人は、人生の目的を明確にすることがない。

確固たる動機を明言できないのだ。

人生の目的を持ち、それに従って生きることが大切だ。

平凡化の原因に打ち勝つには、人生の目的が必要なのだ。

毎日早起きして、その目標に沿った生活をしたいと思う理由な何なのかを設定しよう。

人生の目標はいつでも変更可能だ。

まずは、自分にできる小さなことから目標設定を始めよう。

自分史上最高バージョンの自分になること意識に集中し、夢を追求し、他の人にも影響を与えること。

これを大まかな目標にすれば良い。

自分が抱えているものよりも大きな人生の目標を持つことで、現在直面する問題が小さく感じられて楽に乗り越えられるようになる。


3、物事のつながりを無視する

ありがちだが気づきにくいのが、物事のつながりを無視することだ。

「これくらい、大したことない」「明日挽回すれば良い」と考えてしまうケースがそれにあたる。

自分がとる行動や選択、さらには思考のひとつひとつが決定的な結果につながる。

あなたが思うこと・選ぶこと・行動することが、あなたの今後の姿を形作り最終的な人生のクオリティーを決定することになるのだ。

迷ったら「楽な道」ではなく「正しい道」を選ぼう。

それがあなたの人柄になる。

自己管理能力がライフスタイルを作るのだ。

自分の行動が、未来の自分の姿に影響を与えるということを覚えておいてほしい。

なりたい自分の姿を思い描こう。

そこにつながる今ここの自分の行動を一つずつ選んでいこう。


4、責任感の欠如

責任感と成功は、切っても切れない関係にある。

ハイレベルの成功を望むのであれば、自力で責任感をシステム化するべきだ。

統計データによると、本を読んだ人の95%は内容を実践していないそうだ。

理由は、誰にも責任を問われないからである。

だったら何かを変えるしかない。

著者が強くお勧めするのは、責任パートナーを作って誰かとペアを組むことだ。

SNSで仲間を作ったり、知り合いに声をかけたりしてみても良い。


5、平凡な友人の輪に入っている

研究によると、人間は長く時間を共にしている5人の人を平均した人生になっていくことが分かっている。

誰と一緒に過ごすかが、あなたの未来の姿と人生の質を決定づける。

他人が作った限界に自分の可能性を委ねてはいけない。

常に自分の人生に役立つ人を探し求め、あなた自身のベストを尽くそう。

そして、あなたの周囲にも影響与えよう。

その点においても、友人や同僚や家族の責任パートに誘って、一緒にモーニングメソッドを実践してもらうことが大切だ。

身近な人の成長レベルを引き上げる助けをすれば、めぐりめぐってその人があなたに影響を与えてくれるだろう。

6、人間としての成長の欠如

成功のレベルが人間としてのレベルを超える事は滅多にない。

なぜなら「成功は人となりが引き寄せる」ものだからだ。

問題なのは、ほとんどの人が日々の生活の中で人間として成長するための時間を設けていないことだ。ほとんどの人は、「理想の生活が欲しい」と言いながら、それを引き寄せ、手に入れ、維持するための努力をしていない。

人間として成長するために時間を設けなければ、理想の人生は理想のままで終わる。

7、緊急性の欠如

人間は、「いつか」の生き物だ。

人生についても「そのうち何とかなる」と考えている。

でも、いつかやろうという考え方は人生を停滞させる。

人生で最も悲しい事は、「本当はもっと何かできたのに」と後悔しながら生きることだ。

人生で最も重要なのは「今」だ。

あなたが「砂に線を引く」のは明日ではない。今日だ。


自分に必要な睡眠時間を知る

様々なデータがあるが、自分に必要な睡眠時間というのは本当に人によって異なる。

自身で調べ、試す中で自身にとって本当に必要な睡眠時間が分かる。

この本で最も興味深かったのは、ベッドに入る前に「睡眠時間が足りないので、翌朝疲れている」と言い聞かせている限りその通りの気分になってしまう、ということだ。

逆に、睡眠時間は変わらないのに、寝る前に「翌朝目覚めた時はエネルギーに満たされてる」と言い聞かせることで、かつてないほど良い気分で目覚めることができるとのこと。

具体的に著者が唱えていたアファメーションは以下の通り。

「今夜、僕に5時間の睡眠を与えていただきありがとうございます。5時間は、僕が疲れをとり、朝エネルギーに満ちた状態で起きるのにちょうどいい長さです。僕の現実は僕が作ります。僕は、朝の明日の朝エネルギーに満ちた状態で目覚めワクワクした気持ち1日を始めます」

朝、気持ちよく目覚めるためのテクニック

  • 前夜のうちに意思を固める
  • アラーム時計をベッドから遠ざける
  • 歯を磨く
  • コップ一杯の水を飲む
  • 運動ができる服装に着替える

確実に人生を変える6つの習慣

1、瞑想

様々な瞑想のやり方がある。別記事でまとめているのでそちらを参照して欲しい。

今日から 瞑想 したくなる!〜瞑想を1年続けた 私の振り返り〜

2、アファメーション

識的に前向きで積極的な思考を選び取るために、独り言(セルフトーク)を活用する。

自分自身・健康・幸福と人間関係・その他人生のあらゆる側面における成功レベルに劇的な影響を及ぼす方法の一つ。

著者は、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」を参考にしている。

目標を文字に書き起こし、常に目に入る場所に置くことでも、望ましい状況や心構えに近づきやすくなる。

アファメーション作成のための5つのステップ

1、本当の望みを知る

2、なぜそれを望むのかを知る

3、どんな自分になりたいかを描く

4、どんな行動をとるかを決める

5、名言を引用してアファメーションに加える

唱えるときのポイントは、感情を込めて毎日読むということだ。

あなたの読む文章は、全てあなたの思考に影響するということを覚えておいてほしい。

3、イメージング

想像力を使って、理想の姿・生活を頭の中でイメージする。

達成したい目標・手に入れたいものを具体的にイメージし、そのために必要な行動を心の中でリハーサルする。

①心と環境の準備

 心を整えるために、静かな環境で行うのが望ましい。

 歌詞のない曲・BGMを静かに流したりしても良い。

②本当の望みをイメージ化する

 映像が鮮やかであればあるほど、現実化させるための行動がスムーズになる。

③なりたい姿とやるべきことをイメージする

 プロセスを楽しむのがポイント。映像のイメージは、鮮やかであるほど効果が高い。

 毎日のイメージングでは、イメージしながらそれに合った思考と感情を意識することが大切だ。

 初心者は、イメージの手助けとして、写真などを利用するのも良いだろう。

4、エクササイズ

数分の体操でも、エネルギーが上がり、健康が増進し、自信が湧く。

感情が安定し、思考力や集中力が増す。

脳を鍛えるには運動しかない ジョン・J・レイティ

歩いても、走っても、ヨガでも良い。

疲れていない朝こそ、エクササイズに最適なのだ。

※健康に不安のある人は、エクササイズを始める前にかかりつけの医師に相談しよう。

体の痛み・不快感・何らかの異常があれば特に慎重に。

必要に応じてエクササイズの頻度を調整しよう。

5、リーディング

読書。

毎朝10分で10ページ読んだとすると1年間で3650ページ。

1冊200ページの本ならば、1年間で18冊ほど読むことができる計算になる。

知識と能力と自信がついて、進化したら新しい自分になれるのは間違いない。

印をつけて読むことも大切だ。

優れた本は何度も再読することになるので、印をつけたり線をひいたりして、再読に役立てるようにしよう。

思想や戦略・テクニックに繰り返し触れることで、エッセンスが潜在意識に植え付けられる。

先に読んだ本の戦略を完璧に習得する前に新しい本を読むよりも、読んだ本の内容を完全に自分のものにした方がためになる。

読んだことがない本を読む方が楽しいため、再読にはある程度の意志力が必要だ。

繰り返しはつまらないが、これが理由で何かを会得できる人は少ないとも言える。

だからこそやるべきなのだ。

これは自己管理能力を高める訓練にもなる。

再読をしてないという人は、ぜひここに再度始めてみてほしい。

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6、ライティング

書くことは思考することだ。

思考を頭から取り出して文字にしよう。

瞬間的なひらめきやアイディア気づきを得られるだけでなく、現在の目標達成度の記録にもなる。

訪れたチャンスや自己研鑽の成果などを書きためておくことができる。

特に日記を書くことがおすすめだ。

読み返すことで成長実感できるし、自分の下した決定・選んだ行動・やり遂げた事の進歩の意味を振り返ることにもなる。

日記のメリット

  • 頭が冴える
  • 着想が得られる
  • 教訓をおさらいできる
  • 自分の進捗状況を把握できる

理想と現実のギャップを力にする方法

逆に意識を向けることの問題点は、自尊心や自己イメージを傷つけたり、自分は足りない・不十分だという気分になってしまいがちなところだ。

マイナスの面ばかりを拾い上げてしまうことは、絶対に避けたい。

しかし、成功者の多くは、いつもギャップに目を向けている。

自分の業績を振り返り、結果について分析し、自分のやっていることを完全に満足しない。

「ギャップを埋めたい」という欲望が高みを追求する燃料となっている。

ギャップは、「欠如」からではなく「潜在能力を存分に引き出す決意」という前向きな姿勢で意識するということが、健康的かつ生産的な人生につながる。

しかし、そういったケースは非常に稀だ。

平均的な人間はもちろん、それなりに成功している人でさえ、ギャップが否定的に意識する傾向がある。

バランスよく成功を勝ち取ることに集中できる人は、自分の現状に感謝し、自分の達成度を常に認識している。

今、この瞬間にベストを尽くしながら、未来の自分はもっとできると信じている。

バランスのとれた自己評価が、自分は足りないという気持ちにとらわれるのを予防してくれる。

そして、常により高みを目指そう、自分にはそれができるという努力に向かう姿勢を促進する。

その点からも、日記を書くことが非常に役に立つ。

毎日構成を決めて、戦略的に日記を書こう。

まとめ

参考になることが、まだまだたくさん載っている本書。ぜひ手に取って、自身の行動を変えるきっかけにしてほしい。私自身、モーニングメソッドを実践していくなかで、自身のスタイルを磨続けることが楽しみの一つとなっている。自分の生き方を探っていく一つの手段として、有益な読書となった。

繰り返し読むことで、内容を実践レベルまで落とし込んでいこう。

 

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