【感想・まとめ】琥珀の夏【辻村美月】
こんにちは、よだかです。 辻村美月さんの「琥珀の夏」を読み終えたので、感想をまとめていきます。 教育、自律、大人の世界と子供の世界、敵と味方、素直さの功罪、、、。 主人公の現代パートと子供時代パートが交互に描かれながら展開するストーリーで、子供と大人のすれ違いが描かれます。 教育の成功とは洗脳なのかもしれないということを感じさせてくれた1冊。 教育観をアップデートし続けたい全ての大人に届いて欲しい作品です。 あらすじ 静岡県の”とある施設”跡で少女の白骨遺体が発見されます。 弁護士の近藤法子は「その少女は ...
【強さと優しさを学ぶ】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「ライオンが出てくる絵本」7選【百獣の王】
こんにちは、よだかです。 みなさんは、ライオンという動物にどんなイメージを持っていますか? 強い・勇ましい・かっこいい・あこがれ、、、。 立派なたてがみのオスは、英雄的なイメージを抱かせることでしょう。 しかし、ライオンの魅力はそれだけではありません。 ネコ科の中でも比較的優しく穏やかな性格の彼らは、家族愛にも溢れた動物なのです。 今回は、そんなライオンをテーマにした絵本を7冊選びました。 ライオンの持つ強さと優しさ、そして新たな一面を感じることのできる素敵な作品達です。 それでは早速紹介していきます! ...
【感想まとめ】疾走【重松清】
こんにちは、よだかです。 重松清さんの小説「疾走」を読み終えたので、感想をまとめていきます。 これは、1人の少年の人生を描いた物語。 重たい雰囲気が絶え間なく襲いかかってくる作品です。 読書好きの私でも、スラスラと読み進めるのは流石にすこ〜し苦痛でした。 部落差別・いじめ・孤独・家族愛・隣人愛・犯罪・絶望・僅かな救い、、、。 様々なテーマが見事に絡み合った素晴らしい作品であることは間違いありません。 人生ハードモードという言葉でさえ生ぬるく感じるストーリーですが、僅かに救いとなる部分もあります。 読んでい ...
【感想まとめ】トラッシュ 【増島拓哉】
こんにちは、よだかです。 小説「トラッシュ TRASH」を読み終えたので、感想をまとめていきます。 20代前後の若者の集団犯罪を描く物語で、何者かになりたいのだけれど何者にもなれない焦ったさがひしひしと伝わってくる作品でした。現状、充分に満たされていたとしても、本人がそれを受け入れられないのなら決して幸福にはなれないのだということを教えてくれる作品でもあります。 あらすじ 自殺サイトに集まった6人のメンバー。18〜20歳の彼らはそれぞれの抱える苦しみのもと集団自殺を試みるが、あえなく失敗してしまいます。し ...
【見る・読む・探す】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「親子で一緒に遊べる絵本」7選【プレゼントにも!】
こんにちは、よだかです。 みなさんは、絵本で遊んだ思い出はありますか? 迷路・パズル・間違い探し・物を探す系からトリックアート系の絵本まで、時間を忘れて夢中になれる絵本がたくさんありますね。 頭を使って楽しむ喜びは、子供だけでなく大人にもあるもの。 子供の頃のワクワクを思い出させてくれる素敵な絵本たちを紹介します。 もちろん、小さなお子さんと一緒に楽しむのにも最適な作品です! 絵本を楽しみながら頭を使う経験にもなるちょっとお得な絵本を7冊選んでみました。 それでは早速紹介していきましょう! どこどこセブン ...
【動物好きのあなたへ】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「動物の出てくる絵本」7選【親子で楽しむ】
こんにちは、よだかです。 みなさんは、動物は好きですか? ペットなどで家族の一員として扱われるものから動物園での人気者や野生に生きる希少種まで、人の関心を様々に引き寄せる動物たち、、、。 ふとした場面で、私たちの生活と関わり合っていたり話題に上ったりすることのある彼らですが、絵本の世界でも本当に様々な描かれ方をしています。 今回は、動物をテーマにした絵本というひろ〜い枠で7冊の絵本を選んでみました。 親しみやすく親子で一緒に読める楽しい絵本を中心に選んでみました。 それでは早速紹介していきます! どうぶつ ...
【ダークな絵本】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「エドワード・ゴーリーの絵本」7選【読み聞かせ厳禁!】
こんにちは、よだかです。 みなさんは、エドワード・ゴーリーをご存知でしょうか? 絵本好きの間ではカルト的な人気を誇る作家の一人です。 彼の作品の魅力は何といってもダークな世界観! 幸福を期待する方は、絶対に読まないください。 ゴーリーの描く陰鬱な世界に救いは訪れません。 しかし、その作品世界にはどこか美しさも感じます。 残酷であることを徹底して描き抜いた姿勢から、私たちは何を感じるのか? 一風変わった作品を求めている方には、是非とも手に取っていただきたい作品ばかりです。 ハッピーエンドはもう飽きた、新しい ...
【絵本が描く哲学】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「ヨシタケシンスケの絵本」7選【殿堂入りも紹介】
こんにちは、よだかです。 みなさんは、ヨシタケシンスケさんをご存知ですか? 彼は可愛らしいイラストと心に深く刺さるメッセージ性を融合させた唯一無二の絵本作家で、「りんごかもしれない」で世間の評価を集めて以来、ヒット作を生み出し続けています。 絵本以外にも、イラストレーターや作家などクリエイティブな方面で様々なキャリアを展開しています。 絵本好きの人々の間にとどまらず、ファンを増やし続けているヨシタケシンスケさん。 彼の作品の魅力は、何と言っても作品世界の根底に流れる哲学です。 彼の作品は、子供から大人まで ...
【幻想的な世界】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「ショーン・タンの絵本」7選【クセになる】
こんにちは、よだかです。 みなさんは、ショーン・タンという絵本作家をご存知でしょうか? 絵本作家として様々な作品を世に送り出してきており、今なお活躍中の人物です。 彼の作品の魅力は、幻想的な世界観です。 現実世界からかけ離れた設定を描きつつも、どこか私たちの暮らす世界と繋がっているような不思議なストーリーを巧みに展開します。 完全に入り離された幻想でななく、現実と地続きの幻想とでも言うべき不思議な世界観がショーン・タンの持ち味です。 今回は、不思議な魅力あふれるショーン・タンの作品を7冊紹介します。 日常 ...
【食べる楽しさ倍増!】1000冊以上絵本を読んだ私が選ぶ「食を学べる絵本」7選【食育にもなる】
こんにちは、よだかです。 皆さんは、普段食べているその食べ物が、命であるということを意識したことはありますか? 当たり前のように口にしている食べ物の一つ一つが、何かの命を使って作られています。 だからこそ、食への感謝が芽生えるというもの!毎日の食事に感謝して、食べ物を大切にしましょう! そんなお約束じみた言葉で納得できたら、苦労はしません。 確かに正論ではありますが、毎日それを実感し続けながらの食事は、なんだか窮屈な気がしますね。 今回紹介する作品は、食べ物の大切さや食の楽しさを自然に伝えてくれるものばか ...