こんにちは、よだかです。ババヤガの夜(著・王谷晶)を読了したので、感想をまとめます。 本作はざっくり言うと、"ヤクザの一人娘の用心棒役として雇われたケンカ大好きなおねーちゃん(新道依子)"が、その一人娘(尚子)と交流を深めていく過程を描いた物語です。暴力性の強い描写が生むカタルシスが前面に出た作品ではありますが、それだけでなく、**キャラクター同士の「名前のない関係性」**にも強いテーマ性を感じました。 読み終えて残ったのは、暴力の手触りよりも、ふたりの間に最後まで名前がつかなかった関係の感触でした。 読 ...