こんにちは、よだかです。
「星 渉」さんの神メンタル「心が強い人」の人生は思い通りを読み終えたので感想・内容をまとめていきます。
この本の魅力は読書を通じてコーチングを体験できることです。
著者の星 渉さんは「好きな時に、好きな場所で、好きなシゴトをする個人を創る」をコンセプトにビジネスコンサルティングや講演会・勉強会を行い、国内外問わず大きな規模で活躍なさっている方です。特に起業家のためのビジネスコンサルティングの再現性に定評があり、申し込み倍率は90倍を超えています！
本書には、心理療法や脳科学の知見などを併せ持った筆者のノウハウが凝縮されています。
自分の行動をコントロールして、理想の未来を手に入れたい方にはぜひ手に取っていただきたい素晴らしい本です。
特に面白かったのが「未来の自分の自己評価で生きる」という点！
自分の思考と行動を変えるテクニックも満載です。
本書で特に面白かった部分と私自身の考えを交えながら
「神メンタルの正体」
「未来の自分で生きる」
「口に出して唱える」
「モチベーションを上げてはいけない」
「頭の中で考えるな」
「土台を整える」
の６項目にまとめました。
エネルギーはある！けれども何をやって良いか分からないという方の強い味方になること間違いなし！
それでは早速紹介していきます！
神メンタルの正体
「神メンタル」を持つ人と普通の人の違いは何だと思いますか？
一点挙げるとするならば「心の反射」の違いです。
「神メンタル」を持つ人は出来事に対して常にポジティブな解釈に結びつく反応ができているのです。
具体的には以下の３つの反応ができると良いです。
「ツイてる」
「ラッキー」
「ありがとう」
目の前の出来事に対して反射的に良い解釈をする。
これが神メンタルの正体です。
普段から何度も何度も口に出すことで心の中で自然と呟けるレベルにしましょう。
正直、メンタルを整えるのにはこれだけで十分すぎるくらいの威力があります。
目の前の出来事自体には意味はありません。
解釈を加えているのは自分自身なのです。
反射的に出る心の声を「良い解釈」に繋がるものに変えていきましょう。
これと同じくらい重要なのが「使うべきでない言葉」です。
具体的には以下の５つ。
「でも」
「だって」
「わからない」
「難しい」
「できない」
これらの言葉は自分がやらない理由や行動しない理由に繋がったり、あなたが行動しない理由に繋がったりする言葉だからです。
普段の口癖や心の中でこれらの言葉が出てきたらリフレーミングして認識を変えるチャンスです！
すかさず「ツイてる」「ラッキー」「ありがとう」に言い換えて、心の反射を書き換えていきましょう！
「未来の自分」で生きる
習慣化しようと思ってもなかなか続けられなかったり、今やるべきことがわからなくなってしまったりすることってありませんか？
本書にはそれらを一気に解決する糸口が提案されています。
それが「未来の自分の自己評価で生きる」ことです。
1年後、5年後、10年後の理想の自分の姿を描きます。
できる限り鮮明にイメージしましょう。
イメージする時に守るべきポイントは３つです。
①完了形を使う「〇〇になった」「〇〇になりつつある」
「▲▲にならない」などの禁止系の言葉は使っていけません。脳は望ましくない状態を回避するということができません。
例えば「ピンクのクジラを思い浮かべないでください」という禁止系の指示でも、あなたは頭の中にピンクのクジラをイメージしてしまうことでしょう。
重要なのは「そうなっている姿」「そうなりつつある姿」を明確にイメージして脳にすり込んであげることなのです。
②測定可能で具体的な言葉を使う
①と似ていますが、漠然とイメージを持つだけでは脳は却って迷子になってしまいます。
読書家になりたいのであれば「未来の自分は１日3冊の本を読んでいる」→「そのためには朝起きたら３０分は読書の時間がある」→「３０分の時間を作るために早起きしている」→「前日の夜は３０分早く寝るようにしている」などのように具体的な数字や時間を入れながら日々の生活を超具体的に思い描くのです。
③制限をつけないで自由にイメージする
最重要ポイントです。イメージに制限をつけないようにしましょう。
厳しい言葉かもしれませんが「今の自分」は「なりたかった自分」なのです。
無意識のうちに自分の設けた制限が作り出した自分自身の姿になれるようここまで歩んできたのです。
子供の心にかえったつもりで、制限を外して本気でイメージを膨らませてみてください。
あなたの抱いたイメージを批判する人なんて誰もいません。
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口に出して唱える
「未来の自分」が描けたら早速それを実現するためのステップに取り掛かりましょう。
アファメーションと呼ばれるテクニックです。
手順は以下の通り。
①実現したい自分が実現した際の鮮明なイメージを思い浮かべます。
②そのイメージを実現したら、紙にアファメーションの言葉を紙に書きます。
③鏡の前に立って自分自身の目を見て宣言します。
ポイント１：目標は現実的に
ポイント２：肯定的な言葉で
ポイント３：現在完了形の言葉で
ポイント４：臨場感を伴うイメージを
ポイント５：朝と夜の３０秒繰り返す
特に重要なのは毎日繰り返すということです。
人は必ず忘れます。
何度も何度も繰り返すことで脳に重要なことだと刷り込む必要があるのです。
モチベーションは絶対に上げてはいけない
未来の自分はどんな考え方・行動をしているでしょうか？
今の自分を見たらどんな声かけをするでしょうか？
未来の自分の自己評価で生きることで、取るべき行動が明確になるしかもそれらを淡々とこなしていけるようになります。
そもそもなぜ行動が長続きしないのかというと、いっときの感情の高ぶりをエネルギー源にしてしまっているからです。
一定期間は凌ぐことができても、長い目で見ると必ず失敗します。
一生をかけて習慣化させたいことは、その行動動機を自身の外部に依存させてはいけません。
息をするように自然に行なっていることが「習慣」です。
食事、呼吸、睡眠などの生理現象レベルまで落とし込む方法が「未来の自己評価で生きる」ことなのです。
日々、やっている状態が当たり前であるという自己評価さえ確立してしまえば、それをやらない自分などありえない状態になっていきます。
脳は自己評価に追いつこうと行動するので、まずは未来の自分の自己評価を作ることに全力を注ぎましょう。
注意点としては、この自己評価は定期的に見直して更新し続ける必要があるということです。
大抵の場合、描いた理想の姿にはその期限よりも早く到達します。
目標を達成したら新たな目標を作り、前に進み続けていきましょう。成長は止まるところを知りません。
これは、私自身がコーチングを受け続けていて実感していることでもあります。
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頭の中で考えるな
思考したことは必ず頭の外に出しましょう。
自分の内面から切り離してあげることで、自身の思考を客観視する訓練になります。
そもそも思考とはかなり漠然としたもので、具体的な形にしない限りは妄想と一緒です。
自分自身では充分考えているつもりでも、紙に書き出したり人に説明したりしてみると案外抜けがあるものです。
思考とは、なんらかの形を伴って初めてきちんと認知できるものなのです。
考えたことや新しく知ったことは誰かに説明するつもりで、アウトプットしましょう。
オススメの方法は紙に書き出すことです。
紙とペンを使うことのメリットは以下の通り。
■準備が少なく
■実際に手を動かし
■思考を可視化できて
■他者と情報共有できて
■後で振り返ることもできて
■書いている途中で思考が加速する
結局はシンプルが一番強いのです。
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土台を整える
ここまで様々なテクニックを紹介してきましたが、最優先すべきは「自身の心を整えること」です。
「神メンタル」を獲得するには、適切なステップがあります。
自分自身の状態が不安定なのにも関わらず、いきなり世界への認識を変えようとすると無理が生じて、さらに悪い状態になる可能性もあります。
本来は望んでいないのに、大勢の人が讃えているものをまるで自分の理想と重なるように感じることはありませんか？
自分が感じ取ることに素直であることと自分自身の判断基準を併せ持つことは非常に重要です。
本書がガイドする世界は、現在ある程度精神状態が安定している人向けであるように感じます。
テクニックにはそれを使うに相応しい精神状態というものがあります。
今の自分をただありのままに受け止めることはそれなりに勇気がいるものです。
人は無意識のうちに自分ができないことから目を逸らしています。
「目を逸らしている」という状態にすら気づけないほど巧妙に無意識の力は働いています。
これは生物に備わった恒常性（ホメオスタシス）が原因です。
生物として最優先させることはなんだと思いますか？
それは「死なないこと」です。
現在の環境で死なないでいられるのなら、それ以上の変化を嫌うように脳にプログラムされているのです。
つまり、変化を嫌ったり恐れたりすることは正常なことなのです。
それを踏まえてそれら全てを一旦受け止めてあげましょう。
「自分は変化を恐れている」
「新しいことに挑戦するのは怖い」
恐怖・不安・緊張、、、。
ありのままの自分を受け止めようとする営みそのものが変化を楽しむ思考をゆっくりとですが確実に作ってくれるのです。
自分の心の声に耳を傾けるということができるようになるまで私自身は半年以上かかりましたし、今もできるようになりつつある途中です。
たくさん勉強して脳や心の働きを理解することは大事です。
しかし、自分自身の心の在り方に馴染まないテクニックや知識は自分を苦しめることもあるということを知っておいてください。
私が自分の心の波を鎮められるようになったのは、瞑想を続けたことに依るものが大きいのかなと感じます。
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まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んですぐに活用できるテクニックが満載の素晴らしい本でした。
特に自身のビジョンに迫っていく質問は誰もが一度は経験しておくべきだと強く感じます。
読書を通じてコーチングを受けているような気持ちになりました。
信頼できる人と一緒になって本書のワークに取り組むとより一層高い効果を見込めます。
自身との対話を楽しみながら、幸せな人生の実現に向かって力強い一歩を踏み出させてくれる本書。
とても素晴らしい内容でしたので、ぜひ一度手に取ってみてください！
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