どうも、よだかです。
本記事は「7つの習慣」をやさしく解説する第3回目です。
「キングオブ自己啓発本」である本書。
本記事でお伝えするのは第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」です。
これは、自分自身にリーダーシップを発揮するということ。
第1の習慣「主体的である」によって、現状を自覚できたら次へのステップです!
なりたい自分を描いて、それを意識して毎日を過ごす段階へ上がっていきましょう。
自身の行動原則を知って、ミッションステートメントを書き、それを更新し続ける。
第2の習慣は、自身の行動化を促す根幹に関わる部分です。
この記事を読んで欲しい人
・一生使える目標の立て方を知りたい
・自分の価値観を深掘りしたい
・自分に自信をつけたい
脚本の書き直し
自身の反応に責任を持つことができるようになると、自分自身がみている世界の見方や捉え方が、今までとは全く違うものになってきます。
これまで与えられてきた価値観を見直してみましょう。
自身の行動原則の中心となっているものはなんですか?
配偶者、家族、お金、仕事、所有物、友人、敵、教会、自己。
これらは、一般的な人たちが陥りがちな依存先で、手段に過ぎません。
これらの中心となる自分だけの原則を深掘りすることが必須です。
自身の内面の中心には以下の4つの要素があり、これらは相互に依存しあっています。
自身の内面にどれが欠けているのか、しっかりと見つめてみましょう。
安定
あなた自身の存在価値。心のよりどころ。
自分は自分でいていいのだという安心感。
誰に認められるでもなく、自分自身が自分に与えるものです。
指針
人生の方向性を決める根源。
目の前で起こっていることを正しく解釈するときの基準。
何かをするときに起こる意思決定の基盤となるものです。
ここが明確であれば、行動に迷うがなくなります。
知恵
あなたの人生観。生活を送るうえでのバランス感覚。
原則をどう実践するか、ここの原則がどう関連しているのかを理解する知力。
全体の調和を考え、他の力を統合する能力です。
力
行動する力。物事を成し遂げる潜在的な強みと能力。
何かを選択し、決断するためのエネルギー。
自身の内面に深く根付いた習慣を克服し、より効果的な習慣を身につけるための実行力でもあります。
ミッションステートメントを書く
自分だけの原則を知って、それをより確かなものにしていくために、ミッションステートメントを書きましょう。
手順①自身の葬式を鮮明にイメージする
自分の人生の最期をイメージすると、敬虔な気持ちが湧き起こります。
どんなふうに人々に記憶されたいのか?
どんなことを成し遂げた人だと認識されたいのか?
どんな人生を送っていれば満足に死ねるのか?
人生の終わりを思い描いたときに、あなたが目指す姿を真剣に思い浮かべましょう。
ここを徹底的に突き詰めることで、自分自身の原則が見えてきます。
手順②紙に書き起こす
思い浮かんだことを紙に書き起こします。
自分の持っている言葉で、具体的に書きます。
頭に覆い浮かべているだけでは、思考は形になりません。
ペンを動かせる限り、書き続けていきましょう。
手順③役割と達成目標を設定する
書いたことを「役割」とそこから導かれる「達成目標」に分けて整理します。
例えば、子供に尊敬される良き親として最期を迎えたいのなら、「いつも子供の成長を第一に考えて行動する父・母」が役割となるでしょう。
その「役割」を達成しているであろう行動や思考が「達成目標」です。
今の自分にできていないことを明確にして、行動や思考を具体的に設定します。
例えば、子供を叱ってばかりなら、まずは理由を尋ねて子供自身の思いを受け止めることから始めるなどの行動目標を設定することができるでしょう。
あなたの原則に基づいた「役割」が、行動を選択し決定する基準になるのです。
手順④定期的に書き直す
一度書いたミッションステートメントは、折に触れて何度も読み返しましょう。
これは、自身の原則を知るために絶対に欠かせません。
ミッションステートメントは、変化し続けます。
あなた自身が描いた終わりは、人生のステージにおいて変化し続けるからです。
見直す度に、これは自分自身の原則になっているのかを問い続けましょう。
修正する必要があると気付いたのなら、それは自身の成長や変化があった証拠です。
左脳と右脳を働かせる
それぞれに得意とする領域が異なります。
右脳が得意とするのは「直観・創造・映像・統合」で、総括的な思考をします。
左脳が得意とするのは「論理・言語・言葉・分析」で、順を追って思考します。
ですから、ミッションステートメントを書く際には、右脳が持つ「イメージする力」を使う必要があります。
しかし、現代は左脳優位の時代。
右脳の働きは、抑えられがちです。
そこで、右脳を活用する方法を2つお伝えします。
終わりを設定する
「あと◯か月で人生が終わるとしたら?」という問いを立てます。
極端なようですが、抜群に効きます。
自分の奥底にある価値観を呼び起こすには、人生が有限であるということを強く意識させることが有効です。
自分の葬式をイメージすることにもこれにつながります。
この訓練を繰り返すことで、今日や昨日のことだけでなく、長期的なことを考えられるようになります。
自分との約束をする
右脳のイメージ力を使って「自己宣誓書」を書く、という方法です。
この宣誓書は以下の5つの条件を満たしているようにします。
①個人的な内容であること
②ポジティブな姿勢が表現されていること
③現在形で書かれていること
④視覚的であること
⑤感情が入っていること
例えば、「私は(個人)、優しさと思いやりを持って(ポジティブ)相手の話を聞く(現在形)ことに、深い満足感(感情)を覚える」と書きます。
そして、その場面をリアルに思い描いて(視覚)、実際の気持ちや感覚を呼び起こすようにします。
日々、理想とする姿と心の在りようを作る練習を繰り返すと、普段からそのイメージ通りの自分で振る舞えるようになっていきます。
まとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます。
第2の習慣は、自分自身の行動原則を確立するためのもの。
誰のものでもないあなた自身の人生観を明確にしていくことで、ぶれない自分ができていきます。
そのために必要なことが、終わりを思い描いて、ミッションステートメントを書き、それを振り返ること。
そして、右脳のイメージ力を呼び起こして、脳全体を使うこと。
次回は、いよいよ第3の習慣「最優先事項を優先する」でマネジメントの方法をお伝えします!
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