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【おすすめ漫画紹介】伊賀野カバ丸【ハイブリッドな面白さ】

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どうも、よだかです。

あなたは、腹の底から思いっきり笑えるおすすめ漫画はありますか?

笑うと嫌な気分が吹き飛んで、日々の生活が楽しくなりますよね。

ギャグセンスに溢れる漫画が売れ続けているのは、”笑い”に大きな効用があるから。

今回紹介する漫画「伊賀野カバ丸」は、少年漫画と少女漫画のテイストを掛け合わせたハイブリッドな面白さがある作品です。

本作品は「学園×忍者×ギャグ×ちょっぴりシリアス」で描くラブコメディ。

腹の底から笑えるだけでなく、ちょっぴりシリアスな展開でジーンとくる場面も兼ね備えた本作品の魅力をまとめました。

このマンガ・記事を読んでほしい人

・腹の底から笑えるギャグ漫画が読みたい

・少年漫画と少女漫画のハイブリッドな作風に触れたい

・ちょっぴりシリアスな展開にジーンとしたい

ざっくり内容紹介

伊賀忍者の末裔、伊賀野影丸(いがのかげまる)。年齢は16歳。

彼は、現代に生き延びる忍びの1人。

人里離れた山奥で、祖父・伊賀野才蔵から受ける厳しい修行の日々を送っていたが、ある日、その祖父が急死してしまう。

身寄りのない彼は、祖父・才蔵と交流があった私立金玉(きんぎょく)学院の学院長・大久保蘭の元に居候することになる。

忍びとしての腕前は一流の影丸だったが、祖父からの厳しい修行によって、食べ物にがめつく、常識も偏っているため近くの村の人々からは、「カバ丸」というあだ名がついていた。

そんな彼が、東京という大都会に出てきて、高校生たちとのドタバタ学園生活を果たして無事に送れるはずもなく、、、。

魅力1:ハイブリッドな作風

イラストは少女漫画。

ノリは少年漫画。

2種類の要素が混ざって存在しています。

このギャップが、笑いを生み出す最も大きな要因です。

既に金玉(きんぎょく)学院というネーミングセンスがギリギリを攻めすぎている。

驚くなかれ、このマンガが掲載されていたのは、少女漫画雑誌「マーガレット」なのである。

当時の編集部は、よくGOを出してくれたものだなと思う。

その決断には、感謝しかない。

当時の読者がどんな気持ちで読んでいたのか、想像してみるとなかなか愉快。

都会に出てきた伊賀忍者が、その生活ギャップで周りのドタバタに巻き込んでくという王道展開ではあるものの、それを少女漫画のテイストで実現してしまっているところが凄すぎます。

魅力2:エリート忍者カバ丸

食べ物にがめつく、一般常識の欠如しているカバ丸。

普段の生活は野生児そのものですが、忍びの腕は超一流!

一般人では到底及ばない非常識な運動神経の持ち主です。

カバ丸の運動能力

・「シュッ」という音とともに人の視界から一瞬で消えるほどの素早さで移動する

・デパートや学院の屋上から飛び降りても、怪我ひとつしない

・高い木の上に一瞬で飛び移る

・人1人抱えて木々の上を高速で飛び移る

・絡んできた不良たちを秒速でコテンパンにする

・全日本マラソンの代表者たちを余裕で抜き去る脚力。おそらく時速100キロ以上出ている。

・手裏剣を武器に、拳銃を持ったギャング団を圧倒する

しかも、学問の知識も(一部偏って)備えています。

ただし、英語や外来語はほぼ全てを間違って覚えているので、学院の教頭を非常に困惑させています。

カバ丸の教養

・16歳にして、高校3年生までに履修する古文・漢文の知識を完璧に身につけている

→授業で”読んでみろ”と言われてた漢文をなんの苦もなくすらすらと読んでしまい、教師を驚かせていた。

・生物学の知識も教師顔負け。あらゆる生物の生態を知り尽くしている(ただし、食糧になるもの限定だと思われる)

→学院の職員室にて、さまざまな教師の話題となっていた(圧倒的身体能力を目の当たりにした体育教師も含まれる)

これは、厳しい修行の賜物で「忍びたるもの教養も積むべし」という祖父・才蔵からの徹底して教育が生きているからです。

学院には、番長、裏番長、熱血高校球児や財閥の大物幹部など、さまざまなキャラクターが関わってきます。

それぞれに非常に個性が強いキャラクターなのですが、それを上回るカバ丸の強烈さに、彼らがたじろいでしまう様が本当に面白い!

主人公最強モノの先駆けとして読んでみるモノ面白いかもしれませんね。

ギャグだけでなく、それぞれのキャラクターの過去に迫る描写も挟まっているため、単純に使い捨てのキャラでないというのも作品への愛を感じます。

それぞれのキャラクターがちゃんと息をしているので、時折描かれるシリアスなシーンに心動かされるのです。

まとめ

最後まで読んでださってありがとうございます。

「学園×忍者×ギャグ×ちょっぴりシリアス」を「少女漫画のイラスト」と「少年漫画のノリ」で描く本作品。

連載されていたのは、1979年からですが、いまだに古びない笑いと人間ドラマが内包された素敵な作品です!

腹の底から思いっきり笑って、シリアスシーンにはジーンとくる感動を味わいたい方は、ぜひ読んでみてください!

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