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【観ない人、絶対に損!】スパイダーマン:スパイダー・バース【映画紹介】

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どうも、よだかです。

あなたは、スパイダーマンシリーズの映画は好きですか?

今回紹介するのは、「スパイダーマン:スパイダーバース」。

CGアニメを基調とした映画で、スパイダーマンシリーズの新境地です。

ただのCGアニメ映画という評価で終わらせておくのは勿体無い素晴らしい出来栄えでした。

また、ストーリーや音楽なども相俟って、スキがない!

ものすごく面白い作品に仕上がっていたので、シリーズのファンのみならず是非観てみて欲しい!

作品の見どころや魅力をまとめました。

この映画を見て欲しい人

・スパイダーマンのシリーズのファン

・CGアニメ映画の魅力に触れたい

・音楽のノリが良い映画が観たい

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内容・あらすじ

主人公は、ブルックリンに暮らす高校生のマイルス・モラレス。

叔父のアーロンと趣味のグラフィティを楽しんでいたところ、突然変異したクモに噛まれ、特殊な力を得る。

力の発現に困惑するマイルズだったが、その最中に、スパイダーマン(ピーター・パーカー)とグリーン・ゴブリンの戦いに巻き込まれる。

多次元宇宙へのゲートを開く装置の起動を食い止めようとするスパイダーマンだったが、健闘虚しく装置が起動。

装置は不完全だったため、完全な起動には至らなかったが、爆発事故に巻き込まれ、スパイダーマンは重傷を負う。

装置の起動を妨害するメモリースティックを、マイルスに託し、スパイダーマン(ピーター)は死亡(キングピンに殺害される)。

使命を託されたマイルスだったが、力の覚醒は未だ不完全、、、。

このままでは、ピーターに託された使命を果たせないと落ち込んでいるマイルスの元に、多次元宇宙から転送されてきた「別世界のスパイダーマン」達が集まってきて、それぞれの世界へ帰るために協力することになる、というストーリー。

見どころ

大きく分けて「ストーリー」「映像」「音楽」の3つが見どころです。

総合評価星5つ!(★★★★★)文句なし!最高の映画!!

ストーリー

まず、冒頭でピーター・パーカーが死亡するというのが衝撃的でした。

軽い口を叩きながらも、なんだかんだ生き延びているしぶとさを持つのがスパイダーマンという印象があったので、まさか本当に死んでしまうと思いませんでした。

ところが、彼の死がマイルスに与えた影響は、それほど大きくないように見えます。

これが、結構重要な伏線だったりします。

スパイダーマンがヒーロー活動をするバックボーンとして、”大切な人の死”があります。

ピーターの場合は、ベンおじさんを失ったことで、これはどのシリーズでも一貫して描かれているテーマです。

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

これはベンおじさんが生前、ピーターに遺した言葉で、ピーターはこの言葉を自身の信条としてスパイダーマンであり続けるのです。

ところが、マイルスにとってのピーターは、ピーターにとってのベンおじさんほどの重要な人物でではありません。

マイルスが、真のスパイダーマンとして覚醒するシーンのきっかけになる喪失は、どこにあるのか?

この映画のストーリーの最大の見どころはここにあると言えます。

映像

本江憂がのコンセプトは「コミックの中を歩いている」かのような雰囲気を作ること。

CGアニメとコミックの技法が織り交ぜられていて、コミックを読んでいるかのような雰囲気がある映画です。

アメコミ風の吹き出しが出てきたり、効果音が文字になって流れてきたり、コミック風のコマ割りでシーンが進んだり、、、。

さまざまな技法が絶妙なバランスで織り交ぜられていて、映像を見ているだけでもものすごく楽しい!

クリエイター目線でみていると「この場面でこの技法が入っているのは、みている人にこんな効果を期待しているからだ」という発見のオンパレードで、オープニングからエンディングまで、徹底的に楽しみ尽くすことができます!

代表的なものを一つ紹介すると、モーションブラー(残像)の丁寧さが挙げられます。

キャラクターの動きに立体感を出すために、残像を残すのですが、これを全て手書きで行ったそうです!(作業量やばい!)

最初の10秒を仕上げるのに一年かかったということですから、スタッフ一同の努力には本当に頭が下がる。

こういった尋常じゃない作業の積み重ねが、本作品の細部至るまで詰め込まれているのです。

この映画は、アートとして非常に完成度の高い作品です。

音楽

ヒップホップの軽快なノリが、マンハッタンで活動するヒーロー・スパイダーマンのキャラクターとベストマッチ!

マイルスの趣味がグラフィティペインティングであることも、ヒップホップとの親和性の高さが生かされていますね。

主人公であるマイルスのキャラクターとスパイダーマンとしてのキャラクターをうまく繋いでくれているのがヒップホップというジャンルです。

これは、ピーター・パーカーのスパイダーマンにはみられなかった要素です。(ピーターは科学者・学生としてのキャラクターがベースなので)

また、シリアスなシーンやバトルシーンでは、アメコミ映画お得意の勇壮な音楽がふんだんに盛り込まれていて、非常に爽快感や緊迫感があります。

どのシーンも音楽が非常に重要な役割を果たしているので、どこでどんな曲が流れているのかに注目しながら観るのもおすすめですね!

私が個人的に好きなのは、マイルスが敵に追いかけられるシーンのBGMと、ヒーローとして覚醒したマイルスがマンハッタンの街を飛び回るシーンのBGMです!

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。

ストーリー、映像、音楽が高いレベルで融合した素晴らしい作品でした。

シリーズのファンのみならず、映画好きにはぜひ観て欲しい素敵な作品!

やっぱり映画って、総合芸術だなぁということを強く感じました。

クリエイター目線でも勉強になることがたくさん詰め込まれているので、映像研究用としても有益!

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